ウィーン最終日(更新)2017/11/11 11:40

今日も朝から小雨、急に気温が下がって寒さを感じる。
日曜日なので付近は閑散としており、近くのスーパーも開いてない。
買い出ししようと思っても店自体が開いてないのでどうするか思案してたら、同じような状況になった人が居たようで、ネットで開いてるスーパーを見つけた。
丁度嫁の行きたい美術館の近所だったので、トラムに乗りフォルクステアターにあるレオポルト美術館に向かった。

個人所蔵の美術館なので幅広く作品があり、目玉作品以外は興味が湧きません。
部屋から外を眺めるとヨーロッパらしい光景が見えたので一枚。
屋根の色は茶色でイタリアと同じだ、違うのは寒いので煙突が至る所に出ている事でした。

昔のウィーンの風景画、ガラスで反射して上手く撮れませんでした。

この作品は、何故か私の目を止めた。レンツという画家で青木繁の「海の幸」を彷彿させる。
結構迫力があり印象に残った一枚です。

この画も印象に残った。中世のウィーンの家庭を描いた物みたいだ。

昼になり、今回初めて美術館の食堂に入ってみた。ガイド本によれば評判の店らしく、次々に客が入ってくる。
定番のウィーナーシュニッツェル。初めて食べたが、家の近所のスーパーのカツの方が美味しく感じる。

アルプスを描いた作品もあったので、私は結構楽しめた。
その他は現代芸術の作品もあるが、興味ないので館を出た。

おみやげ調達のためスーパーへ。
どう見ても観光客と思われる人達で溢れてました。
レジは長蛇の列、みなさん辛抱強く待ってます。
やっと会計を終え、トラムに乗り一旦宿に戻り仕切り直す。ウィーンは直ぐトラムが来るので便利でした。
再度トラムでカールスプラッツから地下鉄1番線に乗り、郊外の国連都市を目指した。
休みで何も無かったのでその先の駅前にある大型スーパーに行くことにした。
だが、巨大スーパーにも関わらず休み、横の巨大映画館が開いており、フードコートだけ盛況だった。何故か京都とか何とか(忘れた)の明らかに日本をイメージした店があったが、中国人が経営していることがうかがえる。和食店に普通キムチやギョーザは出ないでしょう。
数店あったのには驚いた。ウィーンでも日本食がブームなのかなぁ?

帰り道ドナウ川の橋上にある駅で降りる。韓国人のお姉さん達以外、我々だけ。
駅の窓越しに川が眺められ、橋に付随して歩道もあり閑散とした長い橋を歩く。

初めて見るドナウ川は水量が多く感じる。これが黒海まで延々と続くのかと思うと、ヨーロッパ大陸の大きさを感じる。

国連都市を背に観光客を乗せた遊覧船がデカイ、中で食事をしているようだった。
正に大河の光景です。私は一度見たかったドナウ川を目に出来て結構満足した。

夕暮れになり、最後にシュテファン寺院に戻る。
近くのスタンドで美味しそうに食べてる人を見て、嫁がアレを食べたいと言うので注文したらホットドッグが出てきた。ソーセージだけ頼んだつもりがパンに挟まれて出て来てしまった。
う~ん語学力不足を感じます。仕方なく半分食べる羽目になった。
明かりが点き始め、人通りも多い中、路上で人集りが出来ていた。小型スピーカーから伴奏曲が流れ歌っている。一曲終わるとiphoneを操作して次の曲を出して歌ってました。
時代が変わった感じです。この人、結構上手くて見物人から結構御祝儀を貰ってた。
どこかの劇団の人がバイトで小銭を稼ぎ度胸を付けてる感じがした。

夜のホフブルン宮殿から歩きカフェ・ツェントラル前に出たら、店前には長蛇の列が出来ており
入る気力が無くなった。
外から見えてるだけでも宮殿の様な室内だ。ここで食事など私には場違いです。
夕暮れのウィーンを歩きながら、今回の旅行も終わりかと思いつつ歩く。
もう死ぬまでに来れないでしょう。

近くの庶民的な店に入る。ここの会計は特殊で、カードをそれぞれ持ち、品物を頼むとカードに記録され、最後にレジで精算する方式でした。初めてこんな店に入って少し面食らった。
お腹が空いてなかったので飲み物を頼んだだけで観察してると、ピザを頼んだ人がUFOみたいな円盤を受け取っている。どうやら焼けたら知らせてくれる機械で、ピザを釜から出したらお客がカウンターに集まりだして受け取っていた。順番制で間違いないので合理的に出来ているシステムだと思う。日本の立ち飲みにもこんなシステムが有れば会計で誤魔化される事は無いでしょう。

ライトアップされると昼間と違い立派に見える。

お世話になったスタンド。次々にお客さんが来ていた。

再度寺院に戻り、名残惜しいが見納めする。

日曜の夜、トラムに乗り帰ったが、観光地を外れると窓から見る街は静かな感じだった。
短かった滞在も今夜限り、寝る前に荷造りしてたら時間が過ぎ去って行った。

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