課題が残ったスペイン帰国日2015/10/17 18:32

昨夜も早めに就眠したので、早朝から目が覚めた。
ホテルの窓から望める空に晴れ間が見え、テレビの天気予報も回復してくるらしい。
まだ体は万全ではないが、前日より体が軽い。
朝食も、少量のシリアルだけだと物足らなく感じパンも食べられ、ようやく胃が食べ物を受け付けるまで回復してきた。
この2日間ろくな物を食べてないので、何を食べても美味しく感じた。
毎日日本人らしき人を見掛けていたが、今日は私達だけだった。
そんな中、嫁は周りを観察してたようで、韓国人の姉ちゃんが、食べきれない程の果物を取ってきて、一口食べただけでそのまま席を立去ったらしい。
皿の上に残った果物を見て、もったいないことをすると不満げに話してました。
非常食として、リンゴを調達して部屋に戻る。

早くも帰国する日になってしまい荷造りする。
こちらのエレベーターは、開くのは手動で、閉じるのは自動になってるようで、何度乗っても慣れない。せっかちの私は、犬マークのボタンを押したらワンと吠えられ扉が閉まった。

チェックアウト後、荷物を預けて周辺の探検に出た。

近くの教会、歴史を感じさせる建物だ。旧市街にあり観光客も少ない。
地元の教会という趣だ。

内部は他の教会に較べて薄暗く、ロウソクで明かりを採っている感じだ。
ここもステンドガラスから差し込む光がとても美しい。

近くのピカソ美術館前を通ったが、あまり興味がなく近所の市場に向かった。
木材を使った波打つ屋根の建物に市場があった。

何となくテレビで見たような店構えだったので記念に撮る。
市場で働く人の休憩所といった雰囲気の店で、下町のバルそのものである。
次々にお客が入れ替わってました。
横には、観光客用と思われるテーブルコーナーもあり大勢の人が入ってました。
(帰国後確認したら、やっぱりテレビに映ってた店でした。結構有名らしい)

豊富な果物は、どれも日本のサイズより大きく種類も多い。
食べてみたいが、胃の調子が良くないので諦めた。

キノコも豊富、見た事の無い種類だ。付近を歩いていると独特な香りが立ち込め異国を感じる。

もちろんチーズも様々な種類と大きさがあった。

香辛料も様々。ここも香りが漂っていた。

肉屋に生ハムの少量セットが売ってあったので買ってみる。
何故かジャガイモも付いて2ユーロした。
生ハムは旨かったが、筋がありなかなか噛み切れなかった。

ここは八百屋、売っている一玉がデカイ。お客が途切れること無く買ってました。

この市場は、地元の人達が買い出しに訪れる所で、それぞれの専門店が軒を連ねていました。

朝通ったピカソ美術館前は、観光客で賑わったました。
そして今日の目玉、テレビで見た乾物屋ジスペルトに行くことにする。
だが、通り過ぎてしまい少し迷った。

入り口横に日本語で書かれた案内がある。
中に入ると、流著な日本語を話すお兄さんがいて、説明してくれる。

テレビで見た人で、日本人はアーモンドが人気だそう。
ヘーゼルナッツとレーズンも買ってみた。
店内は、日本では見ないようなナッツやドライフルーツがたくさん有って面白かった。

バルセロネータ駅から海沿いを歩いてみた。
旧港には大型クルーザーが停泊して、ホテル並みの設備が備わっているのかと外から眺める。

反対側の外海。ヤシの木の並木が地中海を感じされてくれる。
サーフィンをしたり日光浴をしたりしてました。

一歩路地に入ると、古い街並みになる。
一帯には美味しいバルが点在するが、昼にはお客で一杯でした。

ホテルに戻り荷物を回収してると、時間前に迎えの車がやって来て乗車。
30分程で空港に着いた。
まだ時間があるので、出国検査の前に、飲食物の整理だ。椅子に掛けてると世界中の人が前を通り過ぎる。それを観察するのも楽しい。
荷物検査と出国検査を済ませエスカレータを降りると、中央エリアに専門店が入っている。
今回は、お買い得のウイスキーだけ購入した。

定刻に飛行機は離陸する。機内はほぼ満員。いろんな人種が乗っている。
早速モニターのコントローラを出そうとしたら根元から取れてしまい使えない。
クルーにそれを伝えると、他の席に座れと言われ、ここだと指定された。
席に座ろうとしたら横で寝ていたおじさんの荷物が置いてある。
肩を軽く叩いて起こし、荷物を移動してくれと伝えると。なぜだと言う。
私の席が壊れたのでクルーにここに座るように指定されたと答えると。どこだと言う。
あそこだと指さすと、仕方ないなあという顔をしながら、渋々席を空けてくれ
胸を撫で下ろした。今回の旅で一番緊張した瞬間だった。
このおじさん、仲間と乗っておりスペイン語でふざけている。
何とか私の考えが英語で伝わりホッとする。

席を確保して、ラジオを聴こうとしたら、今度もヘッドセットが壊れている。
クルーを呼ぶ前に、元の席にあった物を持ってきて聴いた。すると
このおじさん、今度は私の肩を叩き、大丈夫だなと親指を立てている。
取り敢えず怒ってない様子で良かった。
それにしてもカタール航空は、良く壊れているし、機内食もワンパターンで3回目になると飽きてくる。
午後に飛び立った飛行機は、地中海からエジプト上空を飛び、現地深夜にドーハに着いた。
帰りの乗り継ぎは2時間なので助かる。往きに見た光景を思い出しつつ搭乗ゲートに向う。

日本行きの便には、当然だが各地から帰る日本人が多い。
その中で、二人連れの年配の男女が現れた。嫁の観察では夫婦では無さそうだ。
詳細は分からないが、どうやらツアーに参加した人で、どこかで置き去りになってしまったようだ。
後続ツアーの添乗員が回収して来たらしく、別行動になるが、席はあるので安心して下さいというようなことを話しているのを近くで聞いていた。
ツアーに参加しても置かれていくこともあるのですね。いろんな人に出会います。
時間通り深夜2時に出発する。この時間帯はドーハから東南アジアを中心に極東に向かう便で一杯だ。数えてみたら、1時間に10便ほど出ていた。
飛行機までバスで送られ熱風の中搭乗する。最後に乗った飛行機でも、ヘッドセットが壊れており、これで4回乗った中で3回交換したことになる。
全く今回の旅行はトラブルに見舞われた旅になってしまった。
ルートはインド西海岸からヒマラヤを越え中国西部の砂漠地帯から青島上空へ。

着陸2時間前に最後の軽食が出されたが、流石に今回は残してしまった。
後で嫁に「今まで見た事無かったわ」と言われてしう。

9時間経って、米子上空から瀬戸内海に抜け、今回は舞洲を見ながら関空に降り立った。
今回も到着ゲートを出ると、現実に戻る。
丁度私の席の前に座ってた金髪のお姉ちゃんが、何か探してたので声を掛けると、ATMを探していると言う。
私もその場では分からず、お姉ちゃんは去って行った。
バスの待ち時間にATMを探したが見当たらず、代わりにキャッシュディスペンサーが在ったのでここで日本円を引き出せたのでしょう。
現実に戻った私は、帰りの渋滞したバスの中で、待ち受けている仕事の事が早くも頭に浮かんでしまった。
今回はいろんなことがが発生して、後半は満足に過ごせなかったが、また経験値が上がったことは確かでした。
それにしても、たった一日降った日が肝心な日だったのが悔やまれる。
心残りのバルセロナでした。

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