衝撃が走った不動岩2014/04/27 18:43

昨日は不動岩に行ってました。
朝、既に師範チームが登り始めていたものの、まだ人が居ませんでした。
私は中々機会が無く、未だ登ったことが無かった東壁のルートを触ってみたくて行って見ました。
東壁は不動に通われている方でも、避けている人も居るとか聞き及びます。
以前無かった工事用(?)の金具が下部に埋め込まれており、噂通り上部の岩が剥がれた跡が白くなってました。

先ずはその砂かぶりをセカンドで登る。
随分前に、砂かぶりを登って懸垂した経験がありますが、完全に忘れてました。

降り際に、横のルートであるウリウリにクイックドローを掛けてもらいTRで挑戦です。後でで確認したら冬中夏草に掛けていたようでした。
下から見上げるだけで、とても登れそうにないので当然です。
本来の1pin目を掛けるのも大変で、2週間ぶりで登るルートでは無かったと後悔しました。
取り敢えず登れる所まで、A0で上がりましたが、上の棚から次が全然出来なくて一旦降りる。

2便目、今度はテンション掛けながらも、自力で上の棚まで登れたので今回はここまで、とても登れません。

たった3本登っただけで昼を過ぎてしまい正面壁に戻ります。

流石に正面壁は人が増えてました。
休憩後、左端のジュピターとパフ(と思う)を登り少し気持ちが回復します。
再度東壁に戻り、ナンバブラザース(?ルートが良く分かりませんでした)をTRで登って見たら、予想通り全然登れません、A0で終始登ってしまいました。

時間も過ぎ、メンバーと別れ、ウリウリを登る大阪○○○会の方の登りを見学している時でした。
工事用の追加された支点の上に有る本来の支点にプリクリップして登り始めました。本人の拘りだそうです。
その上の棚に乗り上げ、次の支点にクリップする際、不意に落ちるのを見て、一瞬何が起こったか理解できないまま見届けるしかありませんでした。
突然の出来事に私の体は凍り付き、駆け寄ると本人に意識が有りません。
直ぐに仲間の居る正面壁に行き、ビレイヤーと共に応援を要請しました。
付近に居たクライマーが消防署に救助要請を入れる中、引き返すと本人に意識が戻り言葉を出してました。しかし、どう見ても相当の負傷を受けてます。
大勢のクライマーが様子を確認しに上がり、会の方が救急隊と連絡を取りながら本人の状況を説明します。
そのうち救急車のサイレンが聞こえ、ヘリが飛来し救助隊が下から登ってきました。
へりがホバリングしながら様子を確認後、救助隊と連絡を取り、搬送用の担架と隊員を降ろしてきました。Vital Sign を確認後、ヘリに吊り上げられ搬送されて行きました。

その後の経過は分かりませんが、本人さんの早い回復を祈りつつ、
また、あの眼鏡の奥の優しそうな瞳を岩場で見掛けたいと願ってます。

私にとって、先月の烏帽子の事故と今回の事故に出くわし、クライミングは常に危険と隣り合わせで有ることを肝に銘じた1日になりました。
それは、新人も経験者も区別有りません、一瞬で起こります。

コメント

_ (未記入) ― 2014/05/01 00:00

こんばんは。いつもホノボノとした優しさ溢れるごましおさんへ、事故記事を拝読していて、何と会名がそのまま掲載されていて、びっくりすると共に悲しくなりました。不特定多数の方々から人気のブログであるのにどうして会名をそのまま記載されるのか、悲しいです。

_ ごましお ― 2014/05/01 19:48

コメントされた方へ。
事故関係者に対する配慮が欠けていおり、ごの拙いブログを読まれた方がたに、不快感を与えしまい申し訳ありませんでした。
基本的に名無しさんには返信しませんが、多数の方が同じように感じられていると思いここに謝罪します。

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