フランス旅行(5日目)2010/10/13 00:00

今日もMUSEE PASSを最大限活用すべく名所巡りに繰り出す。
メトロ4号線で、CITE島駅下車。セーヌ川の川底にあるので、地上に出るだけでビル3階分を上がってしまう。

先ずはサン・シャペル教会、10時の開場前は長蛇の列が出来たが、運良く少し前に並んだので直ぐに入れた。ここのセキュリティーは一番厳重で、それもその筈最高裁判所の敷地内にあるので納得だ。


生憎、礼拝堂の前は修繕中だったが、周囲の壁一面にステンドグラスが朝日を受けて美しく輝いている。壁下に列べられた椅子に座りゆったりした時を過ごせるなんて、何とも贅沢なことだ。

次はノートルダム教会、近づくに連れ観光バスが増えて続々降りてくる。セーヌ川から見た時鐘楼が際だって印象に残った。老若男女、世界中の言葉が入り乱れる中、中では礼拝が行われており厳粛な空気が流れていた。3ユーロを払って歴代の法王の礼服や冠を閲覧できた。銀の食器、小石ほどの宝石が散りばめた王冠は圧巻だった。修復事業に寸志をして後にした。
鐘楼に登ろうとしたが列が長いので午後に戻ってくることにして、パンテオンに向かった。
RER、リュクサンブール駅はこれで3回目、何故かこの辺りに帰ってくる。駅からパンテオンまでの街並みは、学生街の雰囲気を醸し出している。流石ソルボンヌを始めとした文教地区である。

パンテオンの中は、広々とした空間で偉人達の葬儀が行われるようだ。
地下の棺部屋にはルソーやモネが埋葬され、レジスタンスの英雄なども眠り、花々が供えられていた。一般人にも開放されていてなんとも大らかです。

お腹が空いたので、Cafeで昼食を摂る。ラ・カルトを見ても分かる筈もなし。モン・サン・ミッシェルで食べ損ねたオムレットを注文する。嫁が頼んだガレットは、生地にチーズが練り込まれていたらしい。お互い満足して店を出る。

さて、午前中退散したノートルダム教会の鐘楼。引き返して相変わらず列が長いが並ぶことにした。待ってると、セムシ男の面を被った人が通行人を驚かし、我々を楽しませてくれる。次第に皆が注目し、注目の中驚かすと全員爆笑の連続、大いに楽しませてくれました。
この人、大道芸人なのか何処かの店の人なのか謎だった。
やっと番が来て、狭い階段を上がったが、途中息切れする人が多数おり、トップで登ってしまった。

鐘楼の上は、嫁が5年前に来たときは無かった網があり少しガッカリしたが、鐘の横まで行き実物を見ることが出来た。
噂では、ここの景色はエッフェル塔より旧市街を一望できるらしくてお勧めらしい。なるほど素晴らしい眺めだ。モンパルナスからセーヌ川、オペラ方面からモンマルトルと望めパリに居る事を実感させてくれた。

次はRERとメトロを乗り継ぎ、ロダン美術館へ。
雨が降り出し少し残念だ。ここも5年前と入り口が替わり、新しい建物になってるようだ。館内には所狭しと数々の彫刻があり、ここでも圧倒される。何故かゴッホやルノワールの絵も数点あった。

お馴染みの考える人の前で記念撮影。庭園を巡ったが、雨と工事でもう一つだった。しかし、アンバリッドの建物と美術館の織りなす風景は中々良い。評判のCafeを素通りしてしまったのが悔やまれる。

最後は、今日もルーブル美術館に向かう。メトロを乗り継ぎ昨日よりスムーズに入れた。昨日やり残したフランス絵画の続きを見て回る。クローの作品がお気に入りの嫁は二度も足を運んでいた。ルノワールやシスリーの作品も多い。兎に角膨大な作品数に圧倒されっぱなしだ。
ナポレオンの部屋があり、豪華絢爛たる調度品に目を奪われた。
最後は北方絵画、昨日に引き続きフェルメールの作品を存分に鑑賞する。

夜になりPAULで軽食を食べ、美術館前のおみやげ屋さんで物色し、本屋で立ち読みしてると時間が直ぐに経ってしまった。う~ん時間が欲しいぞ。
閉店まで粘って、近くのフードコートに行ってみる。
ところが、ここで選んだ店の料理の不味いこと。メニュー(ラ・カルト)を見て頼んだが、担当のフランスねえちゃん、英語があまり通じず、肉をスライスした後、付け合わせをこれでもかというくらい盛ってしまい唖然とする。唯一サラダが満足に食べられたが、肉も付け合わせも塩味が強く、唇が膨らみそうだった。当然ほとんど残した。旅行中最悪の食事に、こんな事もあるわなと納得させる。

その夜は、メトロ降りたが遅くなりすぎてお店が閉まっており、買い物が出来ず、お口直しに持参した柿ピーでお腹を満たした。
今日も遅くまでよく遊びました。




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