フランス旅行到着日2010/10/09 16:12

シャルル・ド。ゴール(CDG)空港に定時着。バカデカイ空港で、日本便は2Eを使うみたいで降り立つ。
やっと着いて、固まった体を解しながら歩き始める。そこは異文化の始まりだ。
先ずトイレ、空港内は英語表示があるので分かり易い。ツアー御一行が添乗員を中心にして説明を受けている。その横を通り過ぎ乗り継ぎ案内板の前で 立ち止まって居る間に、嫁が先に行ってしまい見失う。何せ大勢の人で直ぐに見えなくなったんです。到着早々迷子になってしまった。
他に何処にも行けそうにないので人の流れに沿って歩くと、ゲートの前で嫁が心配そうに探している。
「何しとんネン、アホ!」とでも言いたげな表情が伺われる。「離れずに付いて来い」と早々にイエローカードを頂戴する。

ゲートの向こうは入国審査。慣れたもので「こんにちは」と話しかけられる。
待ってる間にゲートの横を、南米系の家族を連れてセキュリティー担当管が別室に入っていった。不法移民なのだろうか?。
最近パリはテロの警戒で何処に入るにもセキュリティーチェックが入り、旅行中何度もカバンを開けることになった。
無事終わり、荷物の受け取る場所までが長い。
荷物を受け取る場所のガラス越しに、眼光の鋭い輩がこちらをのぞき込んで獲物を物色中だ。きっと噂に聞くスリ集団か白タクの運転手なのだろう。
地上階に降り荷物を受け取ると、いよいよ外界の波に曝される。カバンをしっかり脇に抱えた。
ツアー待ちの現地の人を潜り、先ずはインフォメーションに向かい、日本語の観光案内を入手する。デスクの片隅に有りました。
次はタクシー乗り場、当初は郊外型通勤電車(RER)B線で向かおうと思ったが、いろいろなサイトで、メトロの駅の乗り換えが大変だったし、北駅(GARE DU NORD)での乗り換えでスリが横行しているという記事でタクシーにする。結果的にはこれで良かった。
係員が居り、タクシー料金がパリの区別に書かれており参考になる。
待ち時間もなく、直ぐにタクシーが来て乗車。何とプリウスのタクシーだった。
こちらのタクシーは、ベンツから小型のルノーと様々です。
予め用意したホテルの地図を渡すと「ウイ」と出発した。途中で地図を見ていたが、マイナーなホテルなので道を確認していたと思う。途中に、去年大阪にも出来たIKEAのデカい店があった。
高速を降りクリニアンクール(CLIGNANCOURT)から北駅、東駅(GARE DE L'EST)と走ったが、アフリカ系の人の多いいこと。タクシーの運転手も、この辺りは北アフリカからの移民が多いと言っていた。街は汚いし服装もそれな りの人も多い、夜には歩きたくない街です。私は昼も避けていました。
信号なんて関係なし、自転車は車道の中央を走るし、赤でも歩行者は渡るし、車は突っ込んでくるし、路肩は駐車の車で一杯だ。正に個人主義の国、全ては自己責任で行えということだろう。

一方通行が多いパリの小道を走り、Google street viewで見たホテルに無事到着。こちらでは、道の真ん中に堂々と車を止め荷物を降ろしてくれた。後続の車も、当たり前の様に待ってくれてクラクションも無し、運転手が軽くサインを出して終わりだった。
文化の違いやなぁ~。メーターは43だったのに運賃は45ユーロ、チップ込みで妥当な値段でした。最初50ユーロを出したところ、おつりはチップ かと言うので、Non、Nonと手を出すと笑いながらお釣りをくれた。この辺のやりとりは嫁さんの担当、「なんでチップを余計に払わなあかんねん」とは、 大阪のオバチャン、パリでも恐るべし。

ホテルのレセプションには、おじいちゃんが一人だけ。バウチャーを渡すと老眼で見づらそうにリストと照合しながら赤丸を付けて受け付け完了。部屋は2階(日本式3階)で嫁が先にエレベーターを使ったものの、降り方が分からずそのまま地上階に降りたらしい。
私は中々降りてこないので、仕方なく重い荷物を持って階段を上がったところ、エレベータから出てきた。待っていた欧米人(当たり前)が扉を開けて入ろうとして驚いたらしい。使い方がやっと分かったと言っている。
学習したこと、先ずランプの確認、点いてない事を確認して乗り込む。階のボタンを押すと自動で扉が閉まって動き出す。着いたら自分で扉を手で押して開ける(ここがポイント、ボタンなんて無い)。

エレベーターと階の仕切り扉を開けると真っ暗、非常灯の微かな明かりを頼りに部屋の前まで来たが、暗すぎて鍵穴が見え難くい、オマケに鍵を入れ左右に回しても中々ロックが解除しなくて時間が掛かった。
学習したこと、入る時はキーを2回反時計回りしないと解除できない。一方中でロックする時も反時計回りにする。要するに原始的なロックだということです。



先ず明かりを点けるがとても暗い。何故か2人なのにベッドが3個。大きな部屋に小さな電球とベッドサイドにライトが有るだけ、しかも1つのライト は電球自体も無い。次にお湯の確認、無事にお湯が出る。トイレの確認、無事に水が流れるが、タンクに貯まる時間が以上に長い。備え付けのドライヤーの確 認、外した瞬間ホースの先が取れた、轟音でも温風はでるから使える。バスタブが有るのはありがたいが、カーテンの端には黒カビが堂々と生えている。タオル は枚数があるが、どれが床用か身体用か判別不能。壁は一部剥がれ、クロスも破れている。テレビもリモコン無しの小さなタイプ。全く旧式のヨーロッパスタイ ルのホテルで、予想通りの設備だった。
当然、セーフティボックスなんて有る筈も無く、パスポートなど貴重品はは常に携帯することになった。
このホテルを私は、ホテル避難小屋と名付けることにした。

少し休んで、周辺の探索に出かけた。
最寄り駅のBONNE NOUVELLEはメトロ8号線で、カフェは勿論、ブラッスリーやレストランも有り結構賑やかで、お馴染みのマクドナルドやスターバックスも有って食事には事欠かないだろう。

ブラブラ歩いてると、ゴミの多さやたばこを吸いながら歩いてる人の多さが目に付いた。オペラの近所まで来ていることが分かったので、行ってみる事 にした。
いろんな人種と言葉が飛び交う中、オペラ・ガルニエが現れる。記念写真を撮ってると、フランスに居るのだと実感が湧いてきて、心が軽くなった。


ギャラリー・ラファイエットに寄り、閉店間際でDALLOYAUのキッシュを購入。身振りでも何とか買えた。嫁は前回ここのCafeで飲んだらしい。

帰り道に、カルフールを発見、エヴィアン、ワイン、サンドウィッチなどを購入。どれも日本より安い、テーブルワインなんて1本2ユーロ(230円 程度)からあった。反対にミネラルウオーターはワインより高い。今回はボルドーのAOCワインMEDOCにしたが、僅か4ユーロだった。日本では軽く 1000円を超すだろう。

初めてカードで支払った。最初の画面でフランス語と英語の選択で戸惑っていると、痺れを切らしたレジの兄ちゃんが、「Valid Valid」と 言うが聞き取れない。業を煮やした兄ちゃんが、「フウーッ」と言いながら読み取り機の緑ボタンを押し暗証番号画面を出してくれた。番号を入力して緑ボタン で無事精算終了。明細が出てきた時にはホッとした。
学習したこと、緑ボタンはValid=認証、日本とキー配列が違う、言語の選択画面では、そのままフランス語で認証して、番号入力し認証すれば使える。
旅行者の多い店では、最初から暗唱番号入力画面を出してくれるが、言語画面から進むことがほとんどだった。

夜も9時を回って、身構えながら歩き無事ホテル避難小屋に戻れた。
外出する時に、おじいさんにルームキーはどうするのだと尋ねたら、そのまま持って出ろと言ったのでそのまま出かけたが、帰ってきたら別のお兄さん に代わっており、部屋に上がろうとしたら呼び止められた。鍵を見せ名前を告げるとリストを見てOK、次回からキーは置いて出ろと言われる。やっぱりなーヘ ンだと思ったんや。
廊下には明かりが点いている、暗くなったから勝手に点いてるものと思っていた。

着陸前に出された飛行機の食事がお腹に残ってるので、ワインとキッシュで簡単に済ますと睡魔に襲われ就眠、短い外出だったがいろいろ経験できた。


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