祇園祭とルーブル美術 ― 2009/07/17 21:41
![](http://gomashio.asablo.jp/blog/img/2009/07/17/b22b6.jpg)
関西に住み始めて数十年、前々から行きたかったものの、嫁となかなか日程が合わなかったので何年も延び延びになってました。
若い時は、何時でも行けると思っていたので気にはならなかったが、死ぬ前に一度は見ておきたい気持ちが数年前から芽生えていたのです。 何故か今年は、前日に思い立って急遽行くことになった。
四条烏丸に着いたのは10時半前。 四条通り全体が祭り一色で、鐘の音が街全体に響いている。丁度北観音山が目の前を通り過ぎて行き、最後の32番南観音山まで四条通りで見物した。
思ったほど暑くなく、雲天の下で程良い風もあるので過ごしやすい。 新町通りを歩くと、山鉾が出かけた直後で、街全体が落ち着いた雰囲気だった。 途中和装の店があり、嫁が興味津々でした。 御池に上がると、有料席が設けられていたが、もちろん我々はその間に陣取って見物だ。 この辺り、いろんな言語が飛び交っていた。中国語、ドイツ語、フランス語、米語でしょうか。
しばらくすると、鐘と太鼓の祇園囃子と共に一番の長刀鉾がやってきた。 白粉で真っ白な稚児がはっきり見える。 音頭取りに合わせ、鉾を動かしている様子は何度も映像で見ているが、本物が目の前に現れると夢中で見入ってしまった。
順々に鉾が到着してきた。カマキリ山は愛嬌があり拍手が多い。 丁度休憩ポイントになっているようで、巡航する山鉾の人達にボランティアの人がお茶を配っている。 嫁さんが手持ちの扇子で扇いでいたら、何故か15番の綾傘鉾のおじさんが、嫁だけに団扇を渡してくれ、嫁はすごく喜んでいた。 私は、傍若無人な母娘の日傘が邪魔になり場所を移動することした。こんな人混みで傘さしたら見えへんやろが。。。非常識この上ない。。。でも最近多いんだよな。
その後、放下鉾やら船鉾が現れ、最後に南観音山鉾を見送って終わった。 予想外に混雑も少なく、日差しもなくて快適に見物できました。
次は、京都市立美術館でルーブル美術の鑑賞です。 ゆっくり歩いてもそんなに時間が掛からず到着すると、丁度祭りが終わった後で大勢のツアー団体に混じって拝観することになった。みんな考えることは一緒ですね。
フェルメールの小さい絵があったのですが、嫁さん曰く、ルーブルで観ているので感激は無かったとのこと。しかし、あんなに小さい絵が、拡大されたポスターでもはっきり見えるくらい細い線を丁寧に書いていると感心してました。
レンブラントの自画像もあったけど、日本で注目される作品も、ルーブルでは壁一面に無造作にたくさんあるとのこと。しかし、一般のツアーコースにはないそうです。 いやはや私の知らない世界ですわ。
1600年代の作品ばかりなのに、全ての作品が全然色あせたように見えませんでした。 きっと維持管理が徹底されているのでしょう。 これも死ぬ前に一度行ってみたくなりました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://gomashio.asablo.jp/blog/2009/07/17/4441417/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。