こうもり谷の清掃20142014/08/03 23:28

今日は早朝から出かけて、年一回の清掃に行って来た。
掃除自体は、年々参加者が増加して一気に終わり、
恒例の写真撮影も半身になって撮す程でした。

最初から小雨の中での開始が、終わる頃に雨脚が少し強くなり、参加者は岩場の見学や登りに行ったり、各々ジムに向かったようでした。
私は半分以上帰る気持ちになったのですが、初めて参加した方も居たので、案内しに私以外は登る支度して岩場に向いました。

予想通り岩場は半分ほど湿ってましたが、下の難しいルートは乾いており、上級者の方達は積極的に挑戦してました。

最近の私は登る意欲に欠けているので、今回は見学に専念して、以前登ったルートのおさらいや、今度の目標である、マーメイドやエネマのムーブを見ているだけでも結構楽しめた。

昼になり、一部メンバーを残して帰って来きました。

練習会8/62014/08/07 18:35

昨夜の私は、久々にアドレナリンが放出された夜でした。

ジムに入った時は、いつものメンバーが誰一人居なくて、練習会は無いのかと思いショップで品定めしてると、次々にお馴染みさんが現れて来た。
珍しく早く入ったので常連さん達と話してると、入門者達も来始めた。
取りあえずヤル気は有りそうだ。

遠くからリードしに来てる方のビレイ後、正面中央から早速開始。
10c桃/
10c茶/
左10c桃
最近持久力が無くなったので、この3本で十分upが出来た。

ヒマそうにしている入門者達にビレイの練習をしてもらう。
垂壁10b黒
垂壁10b茶/

正面左の5.9を入門者達に登ってもらい、ビレイ要員となった。
今度はビレイをしてもらい、久々にカチルートに取り付く。

垂壁11ab、ロープの出が悪い中でのバランスムーブはグレードが上がります。下の核心ムーブが出来なくなっており、何度か試すも撤退する。

再度挑戦、今度は経験者のビレイヤーだが、肝心の私が登れなく、各停で手順を思い出しながら終了点まで登ることが出来た。
次回から毎回挑戦することにします。

以前から気になっていたルートに、やっと挑戦です。
正面左12a黄色/、下から上までレイバックの連続で、スタンスはほとんど有りません。凹角の壁がスタンスになるだけ、3pin掛けるのが精一杯でした。
その上は、休み休み手順を進めてやっと終了点を掴めた。
当面登れるとは思いませんが、このルートも毎回触ることにします。
しかし、このルートをOSしたナカガイのスタッフは流石です。

これで消耗してしまい、後は筋トレ。
格上げされたルーフ11a赤、
ルーフ右10d赤お玉、連続で登ると途中から息切れしてテンション。
まだまだ修行が足りませんわ。

今週の練習会は、以前から登りたいとは思っていた12aに、やっと取り付く気力があった夜でした。
ドービング(午後から飲んだビール)が効いたのかな?

はじめてのナカガイ深井2014/08/10 07:22

昨日は予定が中止になり、前々から気になっていた所に行って来た。
このジムが出来た時から、いつか行こうと思っていたのに、重い腰が上がらず、やっとビレイヤーを確保したので覗いてみました。

小さい空間に、3次元の課題がたくさん設定されており、噂通り上級者専用のジムに感じます。
圧倒されつつ、私が辛うじて登れるであろう正面の前傾壁課題から始める。

5.8桃、壁の左
一見してホルドが小さい、かつ持ち難い。しっかり核心がありました。
5.9紺
更にホルドが小さく感じます、終了点下にしっかりとバランスムーブの核心がありました。

この2本登っただけで、指と前腕が張ってくる。
5.8桃/ やや壁の中央
少し登り易く感じた。でも核心がちゃんとあります。
5.9黒
足場が少なくムーブが分からないので、2pin掛けて一旦降りる。
再度登り直し終了点下まで上がるだけで疲れる。
最後に足場が無くなり、いろいろ探っている内にテンション。
ホルドを探していると、スタッフに教わり半分剥がれたホルドを発見する。
しかし、それを使っても最後のハイステップが辛い。どうにか登れた。

この4本登っただけで疲れます。
5.9白/
途中の黄色手の平ホルドの持ち方が分からず、あちこち触っているうちにテンション。その上も小さいホルドで指に堪えます。登るだけで精一杯でした。

もう保持力が無くなり大休止。チビッ子達はルーフを軽々登ってます。
どなしたら登れるやろかと見てました。

5.9桃/ 壁の右端
一手遠かったように思う。一部ルーフを使い壁に戻ると保持力が切れてテンション。どのルートも手強いです。

5.9灰色 壁の右側
これも足場が少なく一部遠かったと思う。上部で尽きてテンション。

5.9桃 中央
左にトラバースするルートで、核心はその上のカウンターだった。
ホルドが小さいのを、何とか持ち堪えて登れた。
最後に5.8桃を再登して終了。

5.8と5.9の8本のうち4本OS出来なかったのは、まあ、最近の私の力では仕方ないでしょう。
一番近いジムなのに一番遠い存在のジムでした。
私は、5.9がCRUXの10cから10d、グラビティの11に感じました。
入門者や初心者はあまり楽しめないでしょう。

帰り道の早いこと、何時もの半分に充たない時間で帰れます。
これは魅力、しばらくCRUXはお休みして深井で修行に励むか?

お盆は雨ばかり2014/08/17 22:01

例年のごとく、お盆は帰省してきました。
近年に無く毎日が雨模様の中、予定していた大切な行事を終えることが出来、一段落つけた感じです。
この時期は、普段疎遠になりがちな親戚付き合いもあり、私の原点を振り返る時でもあります。

連日雨なので、収穫も雨の中行ったトマトです。
家庭菜園でもたくさんのミニトマト(品種はアイコ)が採れました。

登れなかった練習会2014/08/28 01:41

昨夜は3週間ぶりにジムに行って来ました。
8月に入って、登る意欲が低下したまま、帰省と仕事でお休みしたら、
私の体も休眠状態になってしまったようで、全然登れない夜になりました。

外は蒸し暑いものの、今年から入った冷房のおかげで、今までより快適に登れます。でもグラビティほどではありませんが。。。

定番から始めます。正面左
10c桃
10a紺×
10ab緑/
これだけで、前腕が張ってしまった。

この辺りからリード壁が混んできて、順番待ちになります。
皆さんお出かけしてたようで、3週間ぶりの方が何人か居ました。
中央10c桃お玉
スラブ10a赤
正面左、5.9赤
普段登らないルートばかりになってしまった。十二分のupになりました。

初心者のビレイ後、前回から始めた正面左のレイバックルートに挑戦です。
12a黄色、下部から中間部のレイバック体勢に入るだけで精一杯、
3pin掛けるだけで指の保持力が無くなった。
到底登れる気が起きません。

11cオレンジ、今年に入って出来たルートなのに、あまり登られてないので挑戦です。
2pin後にしっかり核心があり、左でポケットが取れずテンション。
このルートもここまででした。

この2本で尽きた感じになり、筋トレ開始。
ルーフ10d赤、毎度登ってるのに、今回はテンションの連続。ルーフで剥がされました。

正面中央10c茶/、これもupルートなのに3pin掛けるだけで終わり。
もう余力がありません。

正面10b桃×、これもupルートなのに、今日の私では各停になるだけ。
最後に5.9を再登しても、最後にテンションする有り様で完全に売り切れて終了。
今週はリハビリのつもりで挑み、予想どおり、全く登れない散々な結果でした。

来週から頑張ることにします。

北岳バットレス四尾根日記①2014/08/31 21:11

北岳バットレス四尾根日記①
日時: 2014年8月23~25日
メンバー:ポリタン、ごましお
23日
前夜南大阪を発つ。
出発直前に車のヘッドライトが片目しか点かないことに気づき焦る。
フォグランプを点けると取りあえず運転は出来るので、一抹の不安を抱えて出かけることにした。
出発直前の予報では連日雨模様なので、取り敢えず戸台まで行ってからその先を考えることにした。

途中雨に遭いながら東名阪から中央道を順調に進み小黒川PAで仮眠する。
寝ている間も雨で、この時点では、今回は観光旅行に変更する気持ちが強かった。
始発バスに乗ることもないので一便遅らせて駐車場に着いた。
お互い初めての戸台なので景色が新鮮です。
次々と車が到着し、雨の中それぞれ支度を始めている。さてどうするか。。。
相棒がバス乗り場に偵察に行き情報収集した後、今日は白根御池まで上がり天気を見てから最終判断することにした。
しかし、雨の中の準備は気分が盛り上がらない。必要な物を忘れないよう確認しながら支度した。

8時のバスは増便され3番目のバスに乗車、運転手さんの巧みな解説を聴きながら過ごすと1時間も短く感じた。
鋸岳の山頂近くの針の穴が見えたのは幸運だそうだ。天気や光線の強さで見えないことも多いらしい。
北沢峠は10年振り、小屋の名前が替わっていた。
今度は南アルプスバスに乗車し30分程で広河原に到着する。
今年は芦安からの道が通れないので、例年より可成り少ない登山者らしい。

登り始める前、烏帽子岩で見掛けたと女性に声を掛けられる。
3人パーティで2人女性の神戸労山チームの方々でした。
私も何処かで見た覚えがあるものの定かではなかっただが、相棒と共通の知人がいるようで話が弾む、四尾根をbガリーから登るそうで、我々はdガリーの予定だと伝える。
以後神戸労山チームにお世話になろうとはこの時点で想像出来なかった。

10時40分、後を追う様に我々も出発する。
久々の重い荷物に振られながら、10年振りの登山道を歩く。今回も雨、懐かしい光景です。
分岐から尾根沿いの急斜面に取りかかる。長い間荷物を背負って無かったので重さが肩に載せ掛かる。10年前の縦走はこれより重かったことを思い出した。
歩幅を狭くして歩くことを心がけ、第一ベンチを順調に過ぎ第二ベンチ下で1時間経過。一旦休みそのまま小屋まで2時間強で着くことが出来た。
小屋前のテン場には既に多くのテントが張られていた。

13時、小屋で受け付けをしてテント設営、連泊でも毎日受付するそうだ。
随分使ってないのでフライの裏側が少し粘りけを感じるようになっていた。
登っている途中から雨が止み、空も薄日が差している。雨だったらテントで宴会の予定を岩場の偵察に切り替えることにした。

13時40分出発、二股まではアップダウンを繰り返しで20分ほどで通過、雪渓を横切り急登の始まり、40分ほどでやっと目印の大岩が見えてきた。

しかし、ここで大きなミスを犯してしまった。
そのまま右岸の薄い踏み後を忠実に辿り、cガリー左岸からbガリー右岸の草付を滑りながら進む。何か少し違うように思ったが、
dガリーの分岐が有るはずと思いながら登ると途中の岩に赤字で「バットレス」と書かれてあったので、間違いないと思いつつ登ったら先行の神戸労山チームが見えてきた。彼女達はbガリーのはず、何か変だ、dガリーは何処だ???
尋ねるとやはりbガリーを詰めていたのでした。出てくる前に報告を見ていたのに思い込みとは恐ろしい。bガリーの出合いをdガリーの出合いと勘違いしていたのでした。
時間も迫りバテバテになりながら登ったので、もはや引き返してdガリーの取り付きを探す余裕も無い。悲壮感漂う私に対し、当初からどちらかを登るつもりだったポリタンは余裕の表情。神戸労山チームが荷物をデポする中、

15時40分、bガリーの取り付きを確認するため一番奥まで登り取り付きを探したが、もう一つ確信が持てないまま引き返すことになった。

雨粒が落ちだし直ぐに本降りになりカッパに着替える。草付は止めて谷沿いに下ることにして濡れた岩を落石させないで登山靴で歩くのが今回一番怖く感じ神経を使った。漸く登山道に出てホッとする。
このまま降り続けば明日は撤退、仮に止んでも岩が濡れていれば撤退、登れてもdガリーかbガリーのどっちを登るか、悶々としながら雨の中テン場に戻った。

17時30分到着、あ~疲れた、かなり辛い偵察になりました。
幸い小降りになったので小屋前の屋根付き水場で食事する。ポリタンが荷揚げした2リットルのBox wineに驚きつつ遠慮無く頂く。いつもならビールを飲みたくなるが何故か欲求が出なかった。きっと緊張していたのでしょう。
10年前のレトルト食品を戻したが、流石に食べられる状態ではありませんでした。
ポリタンが用意した行動食を食べながら、明日の最終決定を午前3時にした。この時点でも半分以上駄目だろうと思っていました。
早々にテントに戻り、チビチビ飲んでる間に20時を回り小屋も暗くなり寝入ってしまった。
着込んで寝てしまい暑くて起きたら22時半、それからウトウトして2時間眠れない。
テントを打つ雨粒も無く、3時には決行出来そうだった。