課題が残ったスペイン(準備編)2015/10/04 20:10

暑い夏も過ぎ去り、秋風も吹き始めてしばらくして、ようやく夏休みを取って来ました。
今年はスペイン。
ずっと美術館や博物館巡りをしてきて、プラドは一度は行きたいと思っていたことが最大の理由です。
ほとんど何も知らなかった国なので予習を重ねて臨みました。しかし、どれだけ頭に残っているか。。。
先ずは旅行会社選びから。ネット上の数多の旅行社を調べたものの、私達の希望に添うツアーが中々見つからず、毎年使っていた所に決め掛けてたところ、嫁が良さそうと提案してきた会社に希望を出し見積もりを取ると、ほぼ満足できそうなので、今回は試しに使ってみることにした。
例によって持ち物の準備は、前日になるまで旅行する気持ちになれずなかなか進まない。
だが、ほぼ一夜漬けで終えることができた。
今回は土曜の夜発なので、日中はお手伝いに出掛けてからいざ出陣。
ところが、パソコンを点けたままであったのを思い出し引き返す。
急いで駅に向かうと早くも大汗をかいてしまった。

関空でサロンを使おうと思ってたら21時で閉まっており残念。
早めに出国手続きをしてゲイトで待機だ。

登場手続きをすると15分早くなったとのこと、遅くなるのは分かるけど早くなることは初めてです。
エアバスA330の機体は古く、ヘッドホーンが片方壊れているしコネクターの接触も悪く、雑音も入った。
上海上空から中国南部を抜けインドを横断するコースだった。

ドーハ到着2時間前に軽い食事が出されたが、あまり食べられないし、
毎回のことではあるが、緊張して機内では眠ることも出来なかった。

到着後、最初の長い通路を延々と歩く。久々のアラビア語を聞くとここは中東だと感じます。

中央にDUTY FREEの店が有り巨大な像もあったが撮り忘れた。
こんな感じだった。

Quiet Roomなる部屋で待機したが中途半端な間仕切りで全然静かでない。
乗り換えて、マドリードへ向かう。昼間だと砂煙で世の中が黄色くなって視界が悪かった。
今度の機体はボーイング dream liner、新しい機体でタッチパネルで操作できた。


機内食はそこそこに感じる。決して美味しくはない、相応の味だ。
毎回同じようなメニューで、最後には、流石の私も飽きてしまった。
アラビア半島からシナイ半島を掠め地中海を横断する。初めてのルートだ。

マドリード直前で機体が大きく旋回したので何かと思っていたら、大きな積乱雲
を避けるためだったようだ。

マドリードに近づいてから、なかなか着陸態勢に入らず長く感じた。

大阪から約20時間、やっと着いた。
空港付近には山では無く丘が在るだけで、基本は平坦にかんじる。
快晴のバラハス空港は超デカイ、ターミナル4のサテライトで入国審査を受け、地下鉄でターミナル4に移動し手荷物を受け取るだけで1時間以上掛かった。
到着ゲートを出たら別世界が待ち受けていた。

課題が残ったスペイン1日目2015/10/06 20:44

マドリード、バラハス空港には、手配してくれた現地の人が名前を書いた札を持って待機していた。同業者が多く探すのに少し手間取る。
見つけた兄ちゃんは、つるっ禿の伊達男だ。私の名前をスペインなまりで喋られても分からんぞ。
どこから来たか、ハポン。ジャパニーズだな。と、どうやら世界中から来る客を扱っているらしい。
車はあっちだ、スイ。ペルフェクト。兄ちゃんもこっちが理解していることを確認できたので安心してる様子だ。
駐車場の端にある車はベンツのワンボックス。日本では目掛けない車種です。
メッチャ暑いなと問いかけると、ソウダ。と帰ってくる。
車は直ぐに空港を出て、マドリード市内に向かう。
高速を結構なスピードで走り、ホテルには20分程で着いた。
グーグルで見る光景とそっくりな景色で、今更ながらインターネットの素晴らしさを実感する。
ホテルは地下鉄の近くなので、利便性を強調するのも肯ける。
オラー、で始まり問題無くチェックイン出来た。

一旦部屋に入り、小休止。長旅で疲れているのは分かってるが、時間が無い。
そのまま近くを散策する。

スペインの国会議事堂前、日曜日の夕方なので扉が閉まっており、
日本のように厳めしくなかった。

少し歩くとプラド美術館。中央は工事中でした。
前に並んでいる人達は、閉館2時間前から無料になるのを待つ人達、流石に世界中の言語が飛び交ってます。広い建物の反対側まで延びてます。余りの人の多さに挫けてしまいそのまま素通りする。

我々は日曜日が無料になるソフィア王妃美術センターへ。
今回も、裏側の入り口から入ってしまい、通常のコースとは違ったので、ここの目的である
ピカソのゲルニカを探すのに時間が掛かった。
最初現代アートの別館に入ってしまい、どうも様子が変だ。係り員に尋ね場所を教えて貰う。
やっと着くと、そこだけ人集りが出来ており警備員が写真を撮る人に注意をしている。
これが有名なゲルニカか。。。モノトーンの大作はやはり迫力があった。
付近にはスペイン所縁の画家の作品もあり、その一帯は写真撮影禁止。
でもそれを除くと、フラッシュ禁止で撮影できた。

私の目に付いた作品。
ここは現代アート中心なので他はあまり関心無かった。

目の前にあるアトーチャ駅に行って見る。マドリードのターミナル駅でスゴイ人。
大阪の梅田よりもっと大きいと思う。

駅中に植物園が本当にあった。亀が泳いでいたが撮り忘れた。

アトーチャ駅からアトーチャレンフェ駅は繋がっており。地下に潜っている。
明日行くか分からないが、トレドへ行くAVE(高速鉄道)の下調べをする。
構内は入り組んでおり中々全体像を描けない。
手荷物の検査があるので、その場所を確認したつもりだったが、翌日右往左往することになった。
この駅は有数のスリの巣窟らしいので気を引き締めながら構内を歩き、地下鉄に向かう。
10回券を購入するか否か嫁ともめた末、無駄を承知で購入。
だが、一枚の回数券を複数人で使う使い方が今ひとつ分からん。改札に居る女性の案内人は、次々に来る乗客が切符が使えないという訴えに対応しており相手にされないのは明白。
やはりスペインの機械も信頼できなさそうだ。
丁度こちらに向かって来た警備員にダメモトで尋ねると、意外にも使い方を教えてくれた。
そして、日本人かと聞いてくるので、そうだと応えると、コンニチハ、ヨウコソ。と返ってきた。
観光地の警備員は頼りになる。

地下鉄のアトーチャレンフェからソルまで乗って戻ってきた。
マドリード最初の夜飯は、生ハムで知られる賑やかな店に入ってみる事にした。
雑誌で見たとおりの賑やかさだで、観光客と地元民が混在している感じだ。
雑踏の中、忙しそうに働く店員を見つけ、思い切ってカウンターに近づき、視線が合ったおっちゃんに、コッパというビールとチケットを頼んでみたら、1つかと聞かれたので4つと答える。
スペイン語で合計の金額を言われたが何にも分からん。
右往左往していると、右横で飲んでいた南米出身と思われるおじさんが教えてくれたが、何を言ってるか不明。最後はおじさんが紙に書いてくれ、8ユーロ弱と分かり支払った。
左横の母と娘の連れは場所を空けてくれ、バルの仁義を体験する。

何とか通じたようでチケットが4つ出てきたが、ビールは一つだけ。
一口付けてから再度ビールを頼んで、ようやく乾杯!!!
記念すべきマドリードの夜になった。
コッパというビールは、日本のビールとほぼ同じ味がして、値段が安い。
今回、あちこちでビールを飲んだが、ここのビールが一番安く、350ml程度を0.9ユーロで飲めた。正に破格の値段でした。
高い所は3ユーロくらいしたと思う。

大繁盛してる店には次々客が来て、地元ガイドがお客を10人位引き連れて入って来た。
大きな声で、皿を注文している。だが立ち飲みどころか、物を置く場所もなく各自手に皿を持ってそのまま食べてます。
そのうちに左横が空いたのでカンターに場所が出来た。
でもチケット4個で可成り満腹を感じたので終わりにして店を出る。
入った時より更に混雑してました。

その後、夜のマドリードを散策する。
ソルを中心に適当に歩いてたら、隣の地下鉄の駅まで来てしまった。地図を片手に引き返し、
私の感ピュターで、グランビアにあるスーパーのカルフールを見つけたのは経験の賜でした。
買い出しをして短い初日を終えた。でも振り返ると最初から良く歩いたものです。

課題が残ったスペイン2日目2015/10/08 02:18

前夜、ネット上のレンフェサイトでトレド行きの席を探してたら、1週間以降しか席が無かった。
人気の場所で、しかもシーズン中なので無理かtと諦めそうになったが、いくら何でも明日の切符が買えないなんてあり得ない。
一晩考えた末、取り敢えず駅に行って切符が買えるか試してみることにした。
地下鉄でアトーチャレンフェにて下車。昨日10回券を買ったのでココまでは順調。
地下鉄からレンフェにそのまま向かい、自動券売機で切符が買えるか試す。
最初席を探してたら、並びの席が取れなかったので諦めかけたが、別の車両で通路を挟むと2つ空いていたので即購入。ちょっと手間取ったがどうにか席を確保できた。
ネットでは直前の席は取れないことが分かった。
今度は改札を探すのに右往左往する。昨日確かめた手荷物チェックの入り口は、係り員に違うと言われ、1階に降りろと言われる。
降りた所で入ろうとしたら、また違うと言われ、左奥を指さされあっちだと言われた。
あまり時間がないので焦ってくる。
急いで探していたら、通り過ぎようとしてた所で嫁が入り口を見つけた。
チェックを済ませると一安心出来た。

ホームには観光客がたくさん待っており、人気の場所であることがわかる。

駅名板、ここはスペインと実感できる瞬間です。

車内には英語で話す集団をガイドが引率していた。
嫁の横がそのガイドの席だったが、空いて居た席に移ったため私が座ることにした。

滑るように発車するのは新幹線と同じ感じだ。
アナウンスがスペイン訛りの英語でも流れ、何とか理解することが出来た。
約30分で到着、直行便は早い!各停だと1時間50分掛かるらしい。

電車を降りると、客引きが自分のツアーを勧めている。
駅舎の中は中世の趣で異国を感じた。

駅前にはツアーバスが待ち構えており、多くの人が乗り込んでゆく。
当初歩いて行くつもりだったが、結構な距離なのでバスに乗ることにした。

トレドの外周道路を先ず進み、街全体を見渡せる光景に見入ってしまう。

絵はがきやパンプレットで一番良く登場する場所には、既に多くのバスが着き、観光客が写真を撮っている。
ツアーバスも5分停まり、撮影時間を確保した。

外周を一周してタホ川に架かる橋を渡り、バス同士がすれ違うのも大変な狭い幅の道路を、坂の上のバス停まで上がる。

カテドラル内部、正面奥に輝く聖壇。


高い天井を感じる空間。

ステンドガラスが、光の加減で色合いが変わり、見る角度でそれぞれ違って見飽きない。


豪華な装飾が施された
エル・グレコ作の絵画。
回廊のから青空を見上げた。

宝物室と思う部屋にあった王冠。
この部屋には、次々とツアーがガイドと共に入ってくる。
日本人ツアーも入って来たので、少し日本語の説明が耳に届く。
やはり中国と韓国人のツアーはうるさい。イタリア人ツアーも入って来て、簡単な単語が耳に入ってきた。


カテドラル前の広場、昼になり意外に人が少ない。


昼になったので、路地を歩きながら適当な場所を探す。
8.5ユーロの英語で書かれたメニューの店に入ってみる。パエリアを頼んでみた。
うっかり食べてしまい、散らかった写真になった。
味は、良くある塩味が効いた料理。食べた後口の中が乾いた。

トレドの路地、壁が均一で迷路になりそうな構造だ。
GPSを片手に歩いていたら、近くのおばちゃんが話し掛けてきた。意味は分からなかったが、カテドラルはあっちだよと教えてくれたと思う?

路に迷いながらバス停前に戻る。
分からぬまま時間を待ってると、待機してたバスの扉が開いた。乗り込むと駅に行くらしいことが分かりそのまま乗車する。
1時間早く駅に戻ったので、何するか考えていたら、嫁に切符を切り替えたらと。
なるほど、その発想はなかった。
無事窓口で交換でき、早めにマドリードに戻ることにした。

アトーチャレンフェ駅から、月曜日は無料で閲覧できるティッセン・ボルネミッサ美術館に向かったが、様子が変だ。係り員が終わりだと言う。
時間は丁度16時、無料時間は16時までだと後で分かったのだ。
予定変更、時間があまり残ってないがプラド美術館に入ることにした。
館内は撮影禁止なので、写真は無し。
有名な写真は、ほぼ観ることが出来たので納得する。
しかし、話には聞いていたが迷路のような広い館内をガイドを片手に巡るのはかなり疲れた。

今日一日、かなり歩き疲れた後は電車でオペラまで行く。
サンミゲル市場に向かうつもりが、夜に成って方向が掴めなく、人通りの多い路を歩くと
ソルに戻ってしまった。最近私の感ピューターの精度が落ちてきている。

夜のマイヨール広場の賑わいに触れてから市場へ。
この市場は名前とは裏腹に、観光客相手の店の集合体でした。
パエリアを食べたが、作り置きのため美味しくなかった。
混沌としただけのただの観光施設でした。

マイヨール広場の奥に満月、印象に残った光景です。
夜も更けたのに広場は大勢の人で溢れていた。
ソルに戻り、生ハムの店でサンドイッチを仕入れ、カルフールで仕入れてホテルに戻り長い一日が終わった。

課題が残ったスペイン3日目2015/10/12 12:44

今日も朝から快晴。午後から移動するので、午前中に昨日行きそびれたティッセン・ボルネッサ美術館に向かう。
その前に、荷造りしてチェックアウトする。

ホテル前で撮影。既に市内観光バスが動き始めている。

美術館前には、開館20分前で既に人が並び始めていた。
トップはイタリア人のグループで、たまに聞き取れる単語が出てきた。
朝は冷えたが、夏を思わせる陽射しで暖かくなってきた。

この美術館は、時代毎に番号が付けられており、順に観ると時代の移り変わりが分かり、観賞し易くて良かった。
中には、ベネチアのサンマルコ広場やグランカナルが描かれており,一見して分かった。
時代が変わっても風景は変わってないのですね。
昨年訪れたローマのナボーナ広場も直ぐ分かった。
これはフランス南西部の景勝地エトルナの海岸、いろんな画家が描いている岬だ。

印象派の作品も多い、ドゥガ、モネ他、もちろんゴッホの作品もあった。

若い頃のピカソの作品も。

昼になったので、カフェテリアに入ってみた。
罪悪感無く昼からビールが飲めるのが良い。サンドイッチもプラドよりこちらほ方が美味しい。

本館前、手頃な大きさで、作品もこちらの方が印象に残った。

地下鉄で移動してソルに行く。毎日通ってるが、どの時間帯も人で賑わっている。
デパートのイングレーゼで、嫁の買い物に付き合った。

ホテルに戻り、荷物の回収に時間が掛かり、迎えの人を少し待たせる。
アトーチャレンフェまで送って貰う。今日は構内の植物園を反対側から望む。
今回も荷物検査の入り口を間違え、2階に上がれと言われる。
最後まで構内の構造を理解出来なかった。

ホームの表示が出るまで待機してると、改札横に店を構えていた美容店の若者が嫁に話し掛けてきた。見るからにオカマの様な兄ちゃんで、盛んに使ってみろと言ってるが遠慮した。
見てると、行き交う人に話し掛けてるが、誰にも相手にされてない。
同僚の女性店員と話してふざけているように見える。こんなんで店が成り立つのだろうかと嫁と話した。

スペイン国鉄のAVEは速い、マドリードを出ると300kmで走行していた。
何処までも続く地平線、広大な土地を感じる一瞬だ。
サラゴサから南下して山脈を越えると、天気は一転して雨雲が被ってきた。
直ぐに雨が降り出しドシャ振りになった。
やはり海に近づき湿度が上がってきたようだ。景色も一転して砂漠光景から緑が多くなって木々が増えてきた。
バルセロナに近づくと、地下に入り3時間15分でサンツ駅に到着。そのまま1階に上がって改札を探したが分からない。待ち合わせのマクドを探すが視界に無い。
嫁があっちに看板があったと言うので行って見ると無い。
元に戻り駅員に聞くが、出発の窓口を言われてしまう。
構内の地図を探し場所を確認後マクドに着くと、迎えの兄ちゃんがウロウロしており、漸く会うことが出来た。
兄ちゃん曰く、サンツ駅は2カ所出口があって、反対側に出たら見つけにくいのだと。
この人、人なつこくて、ホテルに着くまでづっと通り過ぎる所の説明をしてくれた。

20分程で到着。通された部屋は、見た事もない設備に目が点になってしまった。
バス・トイレは同じ部屋にあるのは、何処のホテルも一緒なのだが、何とカーテンされ付いてないのではないか!、それに洗面台もとても小さくて水が飛び散りそうだ。
今まで二つ星ホテルに泊まっても、ここまで簡素化された部屋は無かった。
セーフティボックスも箱に書かれているように使おうとしたが、何度やっても鍵が掛からない。
壊れているのかと思い、受付に電話すると受付の人がやって来た。
目の前で使ってみてくれて、正常に動くことは分かった。しかし鍵を掛ける前後に入力するなんて何処にも書かれてない。
そんなこと何処にも書いてないぞと言うと、これは中国製だからねと帰っていった。
後で気づいたのだが、この部屋はホテルで最下位のランクの部屋に感じた。
他の場所と違い、廊下の作りも安っぽいし扉も薄い。
明らかに団体向けの部屋のように思った。

バルセロネータに向うと大勢の観光客で賑わっている。
海沿いに面した店は、高級な店が多い。
夕食に入ったバルは、地元民と観光客が半々の店らしい。
カウンターが一杯なので、テーブルを使えとおじさんが言ってくれ、外から椅子を調達してくれた。

先ずはビール、フルートとグラスはあれだと他の客が飲んでるものを示してくれ、グラスにする。
鰯の酢漬け、コロッケを頼むと敬礼してくれパンが添えられて出てきた。
このおじさん、一つ一つの動作が大げさで面白く、観察してるだけで楽しい。
黒ソーセージとイカのフリットを追加すると、無くなったパンも追加されてきた。更に、
生ハムのサンドイッチを頼むと、愉快なおじさんは、半分にするかと図を書いて聞いてくれる。
調子に乗ってビールもお替わりして食べ切ってしまった。明らかに食べ過ぎだ。
後で振り返ると、これが災いしたのかと思う。

満腹で店を出て、スーパーで買い出しをしてホテルに戻った。
今日も一日良く遊びました。

課題が残ったスペイン4日目2015/10/13 18:50

深夜になり、膨満感が消えなかった私は、不調に気付き目が覚める。
トイレに入り、3回戻してやっと膨満感が消えた。
あいにく胃腸薬がなかったので、そのまま様子を見ることにしてそのまま横になっていた。
朝仁なり、天気は雨。しかも体調は今までで最悪。
食薬なんて有るはずも無いが、取り敢えず食に行き飲み物とワッフル一切れを無理して食べた。
何も無ければ、ホテルで半日過ごすのだが、寄りによって今日は今回の旅行のハイライトである、サグラダファミリアに登る日なのだ。それにグエル公園も予約している。
無理してでも予約の11時半までに入らないといけない。その時間以外には入ることさえ出来ないのだ。
受付で、ネットで予約したツアーバスの乗り場を尋ね確認したが、嫁がガイドブックを見ながら、チケット交換はカタルーニャ広場でするらしいという言葉に負けてしまい。地下鉄で向かうことにした。
元気な時だと、私の意見を通すのだが、何せ最低最悪の状態なので、反論する気力さえ出なかった。案の定、カタルーニャ広場で迷走することになる。
無駄になった10回券を購入し、乗り継いでカタルーニャ広場に着く。
最初尋ねたブースは、実は嫁が見ていたツアーなのだが、私が予約したツアーではなかった。別会社なので受付のお姉さんに、広場の反対側に行けと言われる。
反対側に向かい観光案内の看板に沿って行き、また尋ねると、今度は、バスに乗ってから引き替えろと言われる。
一体何処だ!私の血圧が上がってくる。外は相変わらずの雨、今回の旅で一番落ち込んだ時でした。
どうにかバスツアーの列に並び、整理していた兄ちゃんに、予約していたプリントを見せ2日券と交換できた時は一安心できた。
ツアーバスは順に出て行くので待ち時間は少しだけ、3停留所目で降りろと言われる。

カサ・バトリョ、カサ・ミラを通り過ぎ、目の前に巨大な建造物が現れた時は驚いた。
これが有名なサグラダファミリアなのか!デカイ!そして彫刻美がスゴイ!
交差点を挟んでも入りきれません。

完成は2027年だったかな?

時間があるので一周してみた。でも予約した入口が分からずここでも右往左往。
予約時間になったので空いているゲートに行くとすんなり入れた。

真上を見上げると圧倒されます。よくぞここまで造り上げたものだ。

館内はステンドグラスの輝きが美しい。今日は雨だが、それでも時間の経過と共に色合いが変わりずっと観ていても飽きません。

天井から降り注ぐ光が、これまた美しい。来た甲斐がありました。

微妙に変化する光。晴天の光だとさぞかし美しく輝くのでしょう。

中央にあった館内の図。。。(だと思う)
この傘だけ妙に輝いていた。

反対側の入り口を望んだらこんな感じだった。直線を排したガウディ建築の妙でした。

指定時間に生誕の棟に上がるべく、やっと見つけたエレベーターはclosed。
えっ?何でやぁ!
係り員に尋ねると、今日は雨で危険だから中止なのだそう。
クッソー!!!今回の旅で一番楽しみにしていた棟からの眺望を見られないのでがっかりだ。
2時間程予定してたのに、中止になって時間が余った。
一通り中を見終わり、ガウディの棺がある地下の部屋に行こうとしたが、ここも時間が合わず入れない。でも上から見ることが出来た。

トイレを探すと、長蛇の列。嫁にココで待っててと言われたので待つ。
幸い真横に記念館があり、工房も見学できる場所があったので入り口で待ってたが、中々嫁がやって来ない。30分程して探し回ると、反対側のゲートで、雨の中寒さに震えながら待っていたと烈火のごとく怒られた。
アホか、この雨の中、どう見ても館の中に入って確認ぐらいするやろ。と反撃するがお互い譲らない。
アカン。今日は何やっても全然上手くいかんわ。

気まずい雰囲気の中、嫁がスターバックスに入って軽い食事をしたいというので付き合う。
会計を済ませ、名前を聞かれる。何でかなぁと思いつつ告げた。
そしてスペイン語で私の名前を呼ばれたが、最初分からず再度言ってくれて何とか理解出来た。
受け取った容器には御覧のような文字で書かれており判別できませんでした。
昼になっても全然食欲無いし、外は雨。街巡りをする気力も無い。

16時30分に予約してるグエル公園の時間まで充分あったので、青ルートバスに乗って車内から景色を見ることにした。
午後になり雨脚も強くなってきて、二階建てバスも1階しか乗ってない。
一周2時間弱で一回りして、グエル公園近くのバス停で降りた。
坂道を上り、公園に着くと何だか変だ。門の前で係り員が盛んに説明している。
時間になったので入ろうとしたら、今日は入れないと言われる。
えぇっ!またか!
雨で滑り易いのでダメだと言うのだ。2013年10月に有料化になってから、こんな規制ができたのでしょう。無料の時代はきっと雨でも入れたに違いない。
払い戻すか変更するか、案内所に行って決めろと。
案内所の前のゲートにも係り員が居て、何しに来たのか確認された。
案内所のお姉さんに変更を告げ、翌日11時の予約が取れた。
あ~良かった。毎日結構混んでいるのですよ。
ここにも入れなかったら、何しにバルセロナに来たか分からなくなるところだった。

さて、どうする。
私の体調は最悪でバスの中でも半分寝ていた。天気も悪い。他に行く気力も無くなった。
取り敢えず、明日の回復を期待してホテルに戻ることにした。
最寄りの地下鉄までかなり歩き、途中の地元スーパーで今夜の主食の果物と飲み物を買う。
こちらのシステムは経験済み、値段はキロ単位で書かれているが、もちろんバラ買いも出来て、秤に果物を載せ、果物の番号を入力する。そしたら値札が印刷されて出てくるので袋にに貼ると簡単に買えます。
意外に思ったのは、ヨーグルトやその他の物でも、1つずつ買えるが,次の単位は4個になってしまい、2個では売ってなかったのだ。
疲れ切ってホテルに戻るとしばらく爆睡してしまった。
その間、嫁は吞気にネットで落語を聞いてたらしい。 ハァ・・・!

CRUX練習会10/142015/10/15 19:17

昨夜は、1カ月ぶりにジムへ行ってきました。
シルバーウイーク前に登ったきり、全然体を動かしてなかったので、最初から筋トレのつもりで登る予定が、正面中央壁が更新されており予定変更、新しいルートに挑戦してみました。

先ずは
10a水色、ガバばかり。
10b茶お玉、最後にトラバースが少し遠い。
10bc、これも右にトラバース、途中足場が遠くなる。

一旦休憩
10c桃/、2手目が少し持ち難い。中盤の数手が遠く、緑ホルドでの切り返しで消耗した。

10cd紺/、下はガバ、上部の数手が持ち難そうなのがわかる。でも登ってみると意外に登れた。

ひとまず10台はOS出来たので、ブランクが有った割りに登れた。

11b桃×、中盤の黄色ホルドが核心と見て取れる。実際持ち難く落ちそうになりました。しかし、鷲づかみにして突破、何とかOSできた。

11b緑/、助役がテンションしたので、急に難しく感じた。
中盤で保持力を削がれてしまい、上部の隕石ホルドの持ち方を間違え急にパンプしてテンション。
体を引き起こす際の足の掛け方も間違えた。結局1テン。少し前だと登れていたように感じた。これでやっとパンプする。

後は筋トレ、
ルーフ10d水色お玉
正面中央10b茶お玉、本日2回目、最後落ちそうになったので適当に登る。
最後に
正面中央10a水色、終了点を掴んでからクリップできずそのまま降りる。

これで今回も使い果たして終了、たった10本登っただけで疲れました。
1カ月のブランクはなかなか元に戻らないでしょうね。

課題が残ったスペイン5日目2015/10/15 20:38

ホテルに戻り一休みしたら今度はお腹の具合が悪くなり始めた。
今日一日ほとんど食べてないので、流石にお腹が空き始める。
非常食として入れてきた中華スープと果物で夕食とする。バルセロナまで来てこんな食生活になるとは情けない。今日一日は終始何も上手く運ばなかっと思いつつ一晩明かした。
でも昨夜より熟睡出来たので助かった。

最近の寝不足を多少解消したので、翌朝は少し気分が良いと感じる。
天気を確認したら昨日ほど悪くなさそう、回復するようなことがテレビで映っていた。
今日は朝食も少し食べられるようになり、初めてこちらのシリアルなる物を試してみたら結構食べられる。
相変わらず食欲は無いが、少量しか食べなかった割にお腹に溜まる感じがした。

今日は昨日のリベンジの日。まずはグエル公園に向かうべくホテルを出る。
受付で聞いたように行くと赤ルートのバス停があり、2日券でそのまま乗れた。
昨日もここに来ていれば直ぐに乗れたのにと思いつつ、仕方ないと自分を慰める。


丁度バスが来て乗車、カタルーニャ広場で昨日乗った青ルートのバスに乗り換える。
今日も沢山の観光客で周辺は賑わってます。今日はバスの2階に乗れるので、市内の景色を堪能する。


街灯はどれもデザインが違って楽しい。これもガウディ作とか。

カサ・バトリョの前を通り過ぎる。曲線だらけの館だ。

2階席からサグラダヴァミリアを望める。
近くに来たら、塔の中程から人影が見えたので、今日は登れるのだろう。
チェッ、悔しいなぁ。まだ諦め切れてない。
一旦前で降りて、再度外周を観る。全世界から来る観光客で今日も人で溢れてました。
予約時間に合わせ、グエル公園に向かった。

公園に近づくと、昨日以上に今日は混んでいる。目立つ塔。

出口横の建物。
入り口が何処か地図を見ながら探すが、今ひとつ分からない。気持ちが焦ってくる。

係り員に聞きながら歩くと、団体の若者たちが占領していて、隙間からやっと入り口を探し出せた。
公園の端から市内が望める。さっきの出口が下にあった。

先ほどまで居たサグラダファミリアも近くに見える。

公園のタイルは写真で見たとおりの光景でした。

一番目立つカメレオン。この前には専門の係員が居て、もたれ掛かったり触ったりしないよう見張っており、観光客がたびたび注意されていた。東洋人が多かったと思う。
一旦公園の最上部まで上がりバルセロナ市内の風景を堪能する。
下りる際、東南アジア系の物売りがマグネットを売ってたので冷やかすと、1ユーロと安い。
迷ったが買わなかった。
少し下ると値段が2ユーロになり、入り口は3ユーロ、参道の土産物屋は3.5ユーロ。
空港は4ユーロと日本と同じようにな値段構成になってました。

再度青ルートに乗り市内見物。昨日の風景とは全然違って見えて楽しい。
グエル別邸で降り中に入ったが、取り立てて観るべき物は無かった。
青ルートバスに乗り直して巡る。バルサのサッカー場横で停まったが降りなかった。


再びカタルーニャ広場に戻りそのままカサ・バトリョ前まで乗った。
長い列に並び入場券を買う際、受付の兄ちゃんにどこから来たかと聞かれたので、ハポンと言うと「いらっしゃい」と返ってきた。

中庭に降り注ぐ光が、滝の様に流れ落ちるよう設計されてるそうで、なるほどと肯ける。

次は、カサ・ミラ。建物内には実際に事務所が入っていて、その一部を開放してるそうだ。
ここも直線を排した構造で、ガウディの建築そのものだ。

屋上に出ると奇っ怪な塔が並んでいた。
どこが降り口か分からず、ここでも右往左往。広い屋上を大分歩いてしまった。

近くのサグラダファミリアが間近に見えた。
カサ・ミラを出た後はランブラス通りをカタルーニャ広場まで下る。
夕方になり、人通りが増え街灯も点き始めた。
デパートのイングレーゼを見つけお土産の買い出しをする。最近はおちこちと増えてしまい、何個買ったら良いか分からなくなる。

無事買い出しを済ませ今夜の夕食をデパ地下で買うことにした。といっても面倒なので、通路にあったピザ屋にしてしまった。奥のレンジを嫁が見つけ温めてもらおうと。
そこのお姉ちゃんに、私が英語で暖めくれと言うと、???
もう一度言うが???
察してくれて、ホットかと。やっと通じたが、やっぱり私の言葉は通じないのかと、若干の自信を失う。


デパートで買い物を済ませて、後は恒例のナイトツアー。
今回は赤ルートバスに乗り、観光名所の夜景を楽しんだ。
朝からリンゴを数切れ食べただけで、喉が渇き脱水状態になってきたので、普段飲まないコーラを買って夜景を見ながら喉を潤し糖分の補給をする。
オリンピックスタディアムが在るモンジュイックの丘まで上がり、下ると海岸沿いを走り
コロンブスの像が見えてくる。バルセロナ出身だったらしい。
広い新港と旧港を巡ってから下車してホテルに戻り、今日も一日が終わった。
今夜も中華スープとピザで簡単に済ませ味気ない食事になってしまった。
傍らの嫁の視線が気になった。

課題が残ったスペイン帰国日2015/10/17 18:32

昨夜も早めに就眠したので、早朝から目が覚めた。
ホテルの窓から望める空に晴れ間が見え、テレビの天気予報も回復してくるらしい。
まだ体は万全ではないが、前日より体が軽い。
朝食も、少量のシリアルだけだと物足らなく感じパンも食べられ、ようやく胃が食べ物を受け付けるまで回復してきた。
この2日間ろくな物を食べてないので、何を食べても美味しく感じた。
毎日日本人らしき人を見掛けていたが、今日は私達だけだった。
そんな中、嫁は周りを観察してたようで、韓国人の姉ちゃんが、食べきれない程の果物を取ってきて、一口食べただけでそのまま席を立去ったらしい。
皿の上に残った果物を見て、もったいないことをすると不満げに話してました。
非常食として、リンゴを調達して部屋に戻る。

早くも帰国する日になってしまい荷造りする。
こちらのエレベーターは、開くのは手動で、閉じるのは自動になってるようで、何度乗っても慣れない。せっかちの私は、犬マークのボタンを押したらワンと吠えられ扉が閉まった。

チェックアウト後、荷物を預けて周辺の探検に出た。

近くの教会、歴史を感じさせる建物だ。旧市街にあり観光客も少ない。
地元の教会という趣だ。

内部は他の教会に較べて薄暗く、ロウソクで明かりを採っている感じだ。
ここもステンドガラスから差し込む光がとても美しい。

近くのピカソ美術館前を通ったが、あまり興味がなく近所の市場に向かった。
木材を使った波打つ屋根の建物に市場があった。

何となくテレビで見たような店構えだったので記念に撮る。
市場で働く人の休憩所といった雰囲気の店で、下町のバルそのものである。
次々にお客が入れ替わってました。
横には、観光客用と思われるテーブルコーナーもあり大勢の人が入ってました。
(帰国後確認したら、やっぱりテレビに映ってた店でした。結構有名らしい)

豊富な果物は、どれも日本のサイズより大きく種類も多い。
食べてみたいが、胃の調子が良くないので諦めた。

キノコも豊富、見た事の無い種類だ。付近を歩いていると独特な香りが立ち込め異国を感じる。

もちろんチーズも様々な種類と大きさがあった。

香辛料も様々。ここも香りが漂っていた。

肉屋に生ハムの少量セットが売ってあったので買ってみる。
何故かジャガイモも付いて2ユーロした。
生ハムは旨かったが、筋がありなかなか噛み切れなかった。

ここは八百屋、売っている一玉がデカイ。お客が途切れること無く買ってました。

この市場は、地元の人達が買い出しに訪れる所で、それぞれの専門店が軒を連ねていました。

朝通ったピカソ美術館前は、観光客で賑わったました。
そして今日の目玉、テレビで見た乾物屋ジスペルトに行くことにする。
だが、通り過ぎてしまい少し迷った。

入り口横に日本語で書かれた案内がある。
中に入ると、流著な日本語を話すお兄さんがいて、説明してくれる。

テレビで見た人で、日本人はアーモンドが人気だそう。
ヘーゼルナッツとレーズンも買ってみた。
店内は、日本では見ないようなナッツやドライフルーツがたくさん有って面白かった。

バルセロネータ駅から海沿いを歩いてみた。
旧港には大型クルーザーが停泊して、ホテル並みの設備が備わっているのかと外から眺める。

反対側の外海。ヤシの木の並木が地中海を感じされてくれる。
サーフィンをしたり日光浴をしたりしてました。

一歩路地に入ると、古い街並みになる。
一帯には美味しいバルが点在するが、昼にはお客で一杯でした。

ホテルに戻り荷物を回収してると、時間前に迎えの車がやって来て乗車。
30分程で空港に着いた。
まだ時間があるので、出国検査の前に、飲食物の整理だ。椅子に掛けてると世界中の人が前を通り過ぎる。それを観察するのも楽しい。
荷物検査と出国検査を済ませエスカレータを降りると、中央エリアに専門店が入っている。
今回は、お買い得のウイスキーだけ購入した。

定刻に飛行機は離陸する。機内はほぼ満員。いろんな人種が乗っている。
早速モニターのコントローラを出そうとしたら根元から取れてしまい使えない。
クルーにそれを伝えると、他の席に座れと言われ、ここだと指定された。
席に座ろうとしたら横で寝ていたおじさんの荷物が置いてある。
肩を軽く叩いて起こし、荷物を移動してくれと伝えると。なぜだと言う。
私の席が壊れたのでクルーにここに座るように指定されたと答えると。どこだと言う。
あそこだと指さすと、仕方ないなあという顔をしながら、渋々席を空けてくれ
胸を撫で下ろした。今回の旅で一番緊張した瞬間だった。
このおじさん、仲間と乗っておりスペイン語でふざけている。
何とか私の考えが英語で伝わりホッとする。

席を確保して、ラジオを聴こうとしたら、今度もヘッドセットが壊れている。
クルーを呼ぶ前に、元の席にあった物を持ってきて聴いた。すると
このおじさん、今度は私の肩を叩き、大丈夫だなと親指を立てている。
取り敢えず怒ってない様子で良かった。
それにしてもカタール航空は、良く壊れているし、機内食もワンパターンで3回目になると飽きてくる。
午後に飛び立った飛行機は、地中海からエジプト上空を飛び、現地深夜にドーハに着いた。
帰りの乗り継ぎは2時間なので助かる。往きに見た光景を思い出しつつ搭乗ゲートに向う。

日本行きの便には、当然だが各地から帰る日本人が多い。
その中で、二人連れの年配の男女が現れた。嫁の観察では夫婦では無さそうだ。
詳細は分からないが、どうやらツアーに参加した人で、どこかで置き去りになってしまったようだ。
後続ツアーの添乗員が回収して来たらしく、別行動になるが、席はあるので安心して下さいというようなことを話しているのを近くで聞いていた。
ツアーに参加しても置かれていくこともあるのですね。いろんな人に出会います。
時間通り深夜2時に出発する。この時間帯はドーハから東南アジアを中心に極東に向かう便で一杯だ。数えてみたら、1時間に10便ほど出ていた。
飛行機までバスで送られ熱風の中搭乗する。最後に乗った飛行機でも、ヘッドセットが壊れており、これで4回乗った中で3回交換したことになる。
全く今回の旅行はトラブルに見舞われた旅になってしまった。
ルートはインド西海岸からヒマラヤを越え中国西部の砂漠地帯から青島上空へ。

着陸2時間前に最後の軽食が出されたが、流石に今回は残してしまった。
後で嫁に「今まで見た事無かったわ」と言われてしう。

9時間経って、米子上空から瀬戸内海に抜け、今回は舞洲を見ながら関空に降り立った。
今回も到着ゲートを出ると、現実に戻る。
丁度私の席の前に座ってた金髪のお姉ちゃんが、何か探してたので声を掛けると、ATMを探していると言う。
私もその場では分からず、お姉ちゃんは去って行った。
バスの待ち時間にATMを探したが見当たらず、代わりにキャッシュディスペンサーが在ったのでここで日本円を引き出せたのでしょう。
現実に戻った私は、帰りの渋滞したバスの中で、待ち受けている仕事の事が早くも頭に浮かんでしまった。
今回はいろんなことがが発生して、後半は満足に過ごせなかったが、また経験値が上がったことは確かでした。
それにしても、たった一日降った日が肝心な日だったのが悔やまれる。
心残りのバルセロナでした。