CRUX練習会4/22014/04/03 20:58

2週間ぶりに登ってきました。
やっと暖かくなり半袖でも寒くない夜になって動き易く感じます。
この前から取りかかっている11cに挑戦すべくup開始。

正面中央
10b桃×
ルーフ右10d水色
10ab水色/
この3本で今夜はup終了。最近はupの本数が少ないです。

20分程休み目標ルートに挑戦。

1便目、ルーフまでは順調だったが、越える際の左カウンターで手が届いたものの保持できず墜落。そのまま降りる。

2便目、今度は左手が届いたものの、次のクリップ後、終了点前のスローパーに左手が届かず落ちてしまう。やり直すと届き終了点まで初めて登れた。

3便目、保持力が無くなった状態で、何処まで登れるか試すため登ってみた。
意外にルーフまで登れたが、核心の左カウンターが出来そうにないので、正体で試すと難なく届きクリップ出来た。
次のクリップをして、2便目で落ちたスローパーを取りに行くと、左手が届いたが保持できず落ちてしまった。

今夜は牛歩の歩みで、終了点を掴むことが出来ませんでした。
でも、3便目でも終了点前まで登れることが分かったので、次回に期待できそうです。

既に21時半を回り筋トレタイム。
ルーフ10d赤
右壁10b茶
を連続で登ると腕がパンパンになります。

最後はリクエストでルーフ10c緑T、核心ムーブを何度もやってしまい疲れました。
何時もより遅く入ることになってしまい、本数を登れませんでしたが、そこそこ良いトレーニングになりました。

烏帽子のジャスティスで、支点からクイックドローが外れて起きた事故を受け、栞さんが特製の支点を作って来ており、いろんな方向から簡単に抜けることを実証してました。
再度確認できて納得しました。YouTubeにも動画をupするそうなので楽しみです。

クイックドローは、クライマーが引き上げると向きに寄っては簡単に抜けます。だから、落ちたら拙い所では支点にも環付きを使いましょう。
今回の事故の教訓です。

CRUX練習会4/92014/04/10 18:40

昨夜もジムに行って来ました。
今年一番の暖かさになったとか、やっと春らしくなりました。
気温と共にジムの賑わいも戻ってきたようで、リード壁もボルダー壁も大勢居ました。

正面中央の定番からup開始する。
10b桃×
紫の馬
10a桃/
新年度に入り、今までより遅く入ることになりupは少なめでです。

目標、ルーフ11c橙お玉
既に先週の3便目でムーブは完成してるので、元気なうちに挑戦です。
ルーフ越えのカウンターは、正体で取る方が確実に届くことが分かったので、慎重に左で取ってレスト。
前回落ちた終了点前のスローパーをしっかり保持してRP。
7便かかり、やっと登れた感じです。

次はルーフ10cd桃+。
その前に11cd桃/を触ったけど、バランスの悪い出だしで落ちて封印。
1便目、ルーフ下の黄緑ホルドから次の一手が出ずテンション。
ルーフを越えてからが最大の核心、クロスが出来ないし、取れたとしてもホルドが保てず次が出ない。
各停でムーブを探したが、全然登れそうにないです。

2便目、最初の核心黄緑から一手で落ちる。第2の核心ムーブが起こせず撤退してしまった。
当分登れそうにありませんん。

最後は
ルーフ左10c緑T
ルーフ10d赤
を登ったが、最後にテンションしてしまい、そのまま降りて本日終了。

今回はあまり登れず、時間が足りないと思いました。
次回から少し間隔を短くしていこうと思います。

意気消沈の仏岩2014/04/13 20:36

今日は久しぶりに仏岩に行って来ました。
天気予報では午後から微妙なので、岩場に着くと早速登り始めます。

先ずは奥仏を御案内も兼ねて登ります。
猪八戒、今日は特に体が動かなかった。
沙悟浄、一部岩が剥がれた(?)ように思った。
西遊記、ハングを越すのに一瞬戸惑う。この辺りルートが近接してるので間違えて上部を右に行ってしまった。
ほかほか亭、終了点下が苦手です。

早くも昼になり、午前中は4本で終わり。
休憩中に烏帽子の事故を検証した。

クライシス、RPして以来登って無かったのでホルドを探しながら登って消耗した。
上部核心のカンテを取りに行く時、勢い良く出した右手が岩に接触してカンテに届かず落ちてしまう。
ムーブを換えると取れたので、降り際にも再度試し確認した。残念。

年末に出来た満願成就。
1pin掛けて、上のカンテを取るまでが核心なのだが、全く保持できず落ちるのみ、諦めて降りた。

燃焼不足なので、ゆるして大阪に取り付く。
ここもRP以来なので、核心ムーブの動きが悪く左のカチが取れず何度も落ちる。諦めて降りた。

どうにか最後まで保った天気の中、快適でしたが、
以前RPしても、しばらく触ってないと直ぐに登れなく為っており、
今日は再確認する日になってしまいました。
クライミングはやっぱり継続ですね。

CRUX練習会4/162014/04/17 21:30

昨夜も登ってきました。
この所暖かくなって、服装も夏モードになり動き易くなったのですが、今週は成果無し。

新年度に入り、定時にしか出られなくなったので、upは少なめにして早速登ります。
定番シリーズで開始。正面中央
10b桃×
ルーフ10d水色
10a桃/

少し休憩後、
紫の馬
10b赤×
の5本でupは終わり。最近少なめだったので今回は十分です。

この前から始めたルーフ11cd桃+
1便目、ルーフ下の黄緑ホルドが保持できず落ちる。
諦め一旦降りた。
2便目、今回も同じ所で落ち、上を各停で登るが、一つ一つが出来ません。
3便目、疲れた状態で、ムーブの確認のため登る。やはり3回目も保持できませんでした。
全然保持出来ないので、当分登れないでしょう。

筋トレ開始
ルーフ10c緑T
右壁10b茶、核心のアンダーでテンションしてしまった。
最後は、正面中央10b赤お玉

久々に11本登り疲れました。

恒例の火打山2014/04/22 22:42


先週末は、毎年恒例の妙高に行って来ました。
近年の私は、クライミングばかりしてますが、元々冬になるとスキーをしてたのです。

この時期は、大阪は夏に近づいて夏モードに入る直前ですけど、妙高は大阪の真冬の気候なので意識改革が必要です。そんな状況で、毎回忘れ物が無いか心配しながら出発します。
深夜宿に到着すると、既にお馴染みさんが宴会中。ささやかに乾杯して就眠します。
今回は、妙高高原駅で変な外人を拾い一緒に行動することになってました。

翌日、文句無しの快晴が約束されている様な朝、火打山を目指し行動開始。
だが、私は今シーズン最初のスキーなので、どうしても支度が遅くなる。
スキーモードに全然入ってなくて一連の準備が捗らなかった。。

今回のメンバーに、山スキーが初めての初心者が居たので、最後尾を歩き出す。
我々以外にも登って行く人達が居て、シーズン到来の感じです。
1時間で黒沢の徒渉地点に到着。今年は予想以上に雪が残っているが、念のため私が偵察に向かう。

先行者も引き返して来ないので大丈夫でしょう。合図を送ったが動く気配がしないので少し引き返し後続に知らせた。これで十二曲がりの急登から解放され一安心する。

今年の黒沢は、滝の巻きで一瞬落ちたら危ない所が在るだけで通過できた。
でも、クトーが無いメンバーは苦戦してました。

富士見平に上がると、遅いメンバーと別行動になる。
何度来ても、ここから見る雪を纏った天狗原山から金山と焼山に続く火打山の稜線はは綺麗です。変な外人も素晴らしいと言ってた。
出合った小屋番さんに依ると。午前中は風が有ってアイスバーンだったらしいが、午後から天気が回復するので良い状態になるとのことだ。3年ぶりの山頂が踏めそうで期待が高まりました。

高谷池小屋までトラバースするだけで時間が掛かる。
雪に埋もれたトイレを借りて出発、前方にはメンバーが登高しているのが見えた。


天狗の庭までは直ぐだったが、そこから肩までの斜面が毎回非常に遠く感じる。
初心者は既に体力を相当使い果たしたようで動きが遅い。ここから苦難のスキーが始まるのでした。

肩からは、日本海側に広がる雲海が圧巻でした。久々に雲海を眼下に見て気持ち良かった。これまでは、ここで風にあおられ急激に体温が下がっていたのに、今日は無風快晴でこれ以上ない天気に感謝したくなる。反面、日焼けが予想されるのが気になった。

後続がなかなか来ないので、お先に山頂に向かう。
ここも、昼になって表面が溶け板が雪面に良く食い込むので登り易い。
先行軍団が降りる中、誰も居ない火打山山頂に到着。
雪の山頂は3度目、夏にも来てるので4度目になる。


今回は360度遮るものは無い。遅れて来た変な外人も、山頂からの眺めに感動したようで、写真を撮ったら、カメラからout of memoryの警告が現れ1枚しか写せなかった。

全員到着後、初心者が未知数だが、今回は惣兵衛落谷を滑ることになった。
私は初めての谷なので楽しみな反面、時間が14時半と遅く明るいうちに下山できるか不安でした。

影火打の暗部まで下り、トラバース後滑降開始する。初心者は疲れから既に足下が不安定です。私は今シーズン初なので慎重に滑り出し若干緊張した。

上部のパックされた雪から快適なザラメになり、ターンを自由に決められ快適でした。
一旦台地横に降り、谷をそのまま下る。上部の雪庇が落ちないかと確認しながらの滑りです。

危険地帯を過ぎ、対岸の台地が見え始めると実質滑降終了となる。乗り上げるポイントを探し無事に台地に上がれ、後は林道を目指して山腹を巻くのみ。
しかし、この巻きが長く感じられた。
既に初心者はバテバテで斜滑降のスピードも出ない。林道手前の段差でも難儀してました。
やっと林道に出た時は16時半。ここから長い林道歩きが続いた。
数年前に走ってこの辺りを通ったけど、全然景色が違い分かりません。
最後尾を務め除雪終了地点に辿り着いたら、先行者が、運良く居た軽自動車に乗せてもらい駐車地点まで車を取りに行ったことが分かった。
やれやれ、林道歩きから解放され助かった。
これも初心者が頑張って滑り降りた御褒美と全員一致した。

やがて回収され、宿に戻り長い1日が終わった。









恒例の三田原山2014/04/24 13:53

翌日も快晴、7時45分、三田原山に向かって歩き出す。
昨年あまり天気に恵まれなかったので、今年は稜線まで上がれそうだ。
駐車地点には、地元ナンバーの車があり登る支度をしている。あと一台あるだけでまだ少ない。
今年の涸沢は、例年と同じくらいで登り易く感じた。
1時間で大滝を左岸から大きく巻き、左の台地に出てからは、お馴染みの無木立の斜面が現れる。
昨年敗退した2000m地点を、この辺りかと思い出しながら登高した。
この辺りで2時間経過、後続を待つため大休止する。
今回は、雪が緩んでいたので、普段カリカリで通らないルートを取り、白樺の樹林帯を登って見た。
毎度のことだが、最後の200mが辛い。雪面が柔らかく登り易かった。
3時間10分、やっと稜線に出た。
例年風で寒く、下に降りて休憩するすだが、今年はゆっくり後続を待て展望を満喫出来た。

稜線で、妙高山を変な外人も写真に撮っていた。
三田原山から火打山方面
到着したメンバー

下り始めると、続々団体が登ってきた。2日目になりスキーの感覚も戻り、快適な斜面を堪能出来た。ノンストップで200mくらい滑ったら酸欠になり苦しい。春スキーの醍醐味です。
涸沢に降りると消化試合みたいなもの。下りは呆気なく40分で林道まで戻った。

今シーズン最初のスキーは、今年も締めくくりのスキーになりそうです。

衝撃が走った不動岩2014/04/27 18:43

昨日は不動岩に行ってました。
朝、既に師範チームが登り始めていたものの、まだ人が居ませんでした。
私は中々機会が無く、未だ登ったことが無かった東壁のルートを触ってみたくて行って見ました。
東壁は不動に通われている方でも、避けている人も居るとか聞き及びます。
以前無かった工事用(?)の金具が下部に埋め込まれており、噂通り上部の岩が剥がれた跡が白くなってました。

先ずはその砂かぶりをセカンドで登る。
随分前に、砂かぶりを登って懸垂した経験がありますが、完全に忘れてました。

降り際に、横のルートであるウリウリにクイックドローを掛けてもらいTRで挑戦です。後でで確認したら冬中夏草に掛けていたようでした。
下から見上げるだけで、とても登れそうにないので当然です。
本来の1pin目を掛けるのも大変で、2週間ぶりで登るルートでは無かったと後悔しました。
取り敢えず登れる所まで、A0で上がりましたが、上の棚から次が全然出来なくて一旦降りる。

2便目、今度はテンション掛けながらも、自力で上の棚まで登れたので今回はここまで、とても登れません。

たった3本登っただけで昼を過ぎてしまい正面壁に戻ります。

流石に正面壁は人が増えてました。
休憩後、左端のジュピターとパフ(と思う)を登り少し気持ちが回復します。
再度東壁に戻り、ナンバブラザース(?ルートが良く分かりませんでした)をTRで登って見たら、予想通り全然登れません、A0で終始登ってしまいました。

時間も過ぎ、メンバーと別れ、ウリウリを登る大阪○○○会の方の登りを見学している時でした。
工事用の追加された支点の上に有る本来の支点にプリクリップして登り始めました。本人の拘りだそうです。
その上の棚に乗り上げ、次の支点にクリップする際、不意に落ちるのを見て、一瞬何が起こったか理解できないまま見届けるしかありませんでした。
突然の出来事に私の体は凍り付き、駆け寄ると本人に意識が有りません。
直ぐに仲間の居る正面壁に行き、ビレイヤーと共に応援を要請しました。
付近に居たクライマーが消防署に救助要請を入れる中、引き返すと本人に意識が戻り言葉を出してました。しかし、どう見ても相当の負傷を受けてます。
大勢のクライマーが様子を確認しに上がり、会の方が救急隊と連絡を取りながら本人の状況を説明します。
そのうち救急車のサイレンが聞こえ、ヘリが飛来し救助隊が下から登ってきました。
へりがホバリングしながら様子を確認後、救助隊と連絡を取り、搬送用の担架と隊員を降ろしてきました。Vital Sign を確認後、ヘリに吊り上げられ搬送されて行きました。

その後の経過は分かりませんが、本人さんの早い回復を祈りつつ、
また、あの眼鏡の奥の優しそうな瞳を岩場で見掛けたいと願ってます。

私にとって、先月の烏帽子の事故と今回の事故に出くわし、クライミングは常に危険と隣り合わせで有ることを肝に銘じた1日になりました。
それは、新人も経験者も区別有りません、一瞬で起こります。