ベルギー・オランダ 準備編2013/09/08 11:47

今回の旅行は、1ヵ月前から目的地をオランダと決めて旅行会社に連絡を取ると、飛行機だけは早めに予約出来たのに、その日程ではホテルが取れないといわれた。
丁度何かの国際会議が入っており、市内のホテルは満室状態らしい。残ってるのは宿泊費が高いところで、15万以上するらしい。当然却下だ。
日程を数日動かせばかなり安くなるようだが、それはこちらの都合が悪い。
数日考えた後、当初予定に無かったベルギーにも寄ることにして、ホテル代が高い日を外すことにした。

その後連絡が無く、こちらから電話してやっとホテルを提案してもらえたものの、オランダのスキポール空港から高速鉄道のタリスでベルギーのブリュッセルまで移動することを伝えた。
その後また連絡なし。嫁曰く、今まで聞かれていたパスポートの期限を聞かれなかったと。
これまでの旅行会社とのやり取りとは何か違うと思っていた。

飛行機のチケットは送られてきたが、1週間を切ってもホテルの予約表が送られてこない。連絡を取ると、こちらの意図が伝わってなかったようで、担当者も私たちの連絡待ちだったことが判明した。

聞けば、今回の旅行は、個人旅行でも旅行会社が提案する個人旅行ではなく、完全な個人旅行になり、ツアーならホテルとの交渉も旅行会社が行うが、問題が起こっても個人で対応することになると言うではないか。
そもそも、こんな日程で、しかも直前まで決まらないツアーは存在しないとのこと。
今までの旅行の様に構えてたが、道理で何も先に進まなかったのだ。

今回は福利厚生の会社を通して申し込んだので、法人営業部が担当になり、ツアーを企画する部門とは違うようで、最初からボタンを掛け違いしていたのでした。
このことが分かったのが4日前、ホテルと鉄道のチケットが届いたのは、出発の2日前だった。
チケットがなかなか来ないので不安な気持ちが続いてたが、やっと出発出来ると安心した。

チケットが無いので実感が湧かず準備をする気になれなかったと嫁がほざく中、2人して急いで支度を始めた。
買い足す物は無いので間に合うが、問題は現地の気候で、予報では最高気温が19℃最低は12℃で晩秋の気候を想定して準備したが、結局役に立たなかった。

台風から温帯低気圧に変わり湿った生温い空気の中、汗を拭きだしてやりながら終わったのは出発当日の深夜になった。

仮眠後、心配してた雨も降らず、最寄り駅までなるべく汗をかかないようにゆっくり歩いて空港へ向かった。
例によって出発前の儀式。
今回のフライトは、隠岐の島上空を通過したが、佐渡島上空が一般的なので何故か分からなかった。
機内食は、これと言って何も感じなかった。機種は古くて設備がイマイチ、エミレーツの方が良かった。 選んだチキン。
日本食はこんなんでした。どちらも中途半端な味とは嫁の評価。
ヨーロッパ便は、どこもほとんど同じコースを辿るようです。徐々に近づき緊張し始めてきた。
いざブリュッセル!


ベルギー・オランダ1日目2013/09/08 22:43

定刻通り着いて一安心、今回の旅行で最初の関門は、次のタリスに無事乗れるかということだ。

入国検査も比較的流れてゲートを出たのは16時頃、タリスの発車まで1時間半ほど待つことになった。 
スキポール空港はハブ空港だけあってとても広い。

タリスの乗り場と時刻を確認する。ヨーロッパ鉄道は突然ホームが替わるので気が気でない。タリスは客車に近いところでないと移動が難しいので、これは重要である。
十分に時間はあるので周辺を散策する。スキポールはスリが多いと安全情報センターにあっあたので、周りに気を配りながら歩くと、不労者もいて気をつける。警官も多いのでまあ安全だろう。
スーパーがあったので、軽食と飲み物を買ったが、カードが使えず現金で払った。
空港なのに現金と地元のマエストロカードしか使えないらしい。オランダは鉄道でもこの2種類の決済しか出来なかった。

定刻通りに高速鉄道に乗り込む、荷物を置く場所は既に無く、予約席も座っている人がいたので空いている席に荷物を置いて座りロッテルダムまで過ごした。
大勢の人が乗り込んできたので本来の席に代わってもらい、そのままブリュッセルまで座って行けた。
こちらの人も、列車内ではスマートホンとパソコンを使ってる人がほとんどで電源も備わっていた。日本と変わらない光景だ。

ブリュッセル南駅も定刻通り着いた。ここもベルギーで一番スリが多いそうで緊張する
周辺は治安が良くないらしく近寄らない方が良いようだ。
大きなターミナル駅なので次々に列車が着くが、どれに乗るか迷う。
表示板は、時系列で表示されるので上り下りの区別は無い。行き先とホームを確認するのが必要になる。

ホテルのあるブリュッセル中央駅まで一駅戻りホテルを探す。商店街の近道が在るはずなので探すと日曜日の夕方に店は閉まっており、回り道をすることになった。
予めグーグルで調べておいて良かった。一発でホテルに行けた。

ホテルはそこそこ綺麗で設備も良い。過不足ないが周辺が繁華街なので横に在る音楽ホールの騒音が気になった。


すこし休んだ後、出かけてみた。
先ずは一番の観光スポット、グランプラスへ向かう。21時を過ぎてるのに大勢の観光客で賑わっている。世界で一番美しい広場と例えられるだけあって夜景が綺麗だ。世界中の言葉が飛び交っている中、たまに日本語が聞こえてくる。

次は我々の定番スーパー探し、デレーズはすぐ分かったがカルフールは分からなかった。
途中ワッフルを買う、本場のワッフルはどれも甘そうに見えたので、ナチュラルを食べたが、これでも甘い。

2人ともお腹は空いてないので、夕食の代わりに軽食を食べて済ませた。
歩いてると22時を過ぎ、流石に観光客相手の周辺の店も閉め始めた。

商店街があったので覗くと、日本とは違った展示を見てるだけで楽しい。すぐに時間が過ぎていった。

ホテルに戻ると、コーヒーがセルフで飲めるのが良い。期待以上の味にお替わりも考えたが、止めておいた。後から帰ってきた白人の女性が部屋に持って入ったので、その手も有りかと、翌日は部屋に持って入った。
24時間以上寝てないので疲れ果てすぐに寝てしまった。


スキポールからブリュッセルまでのルート。1時間半で着いた。クリックで拡大。

ベルギー・2日目 ブルージュ編2013/09/08 23:29

数時間熟睡できたのだが、一度目が覚めると眠れない、7時過ぎにホテルの地下でブッフェスタイルの朝食をとった。コーヒーやクロワッサンがそこそこ美味いし、果物が豊富に有る。さらにワッフルを焼く機械まで有って各々焼くことも出来ることを発見したが、根性なしの私は滞在中使わずに終わった。

実は昨日まで何をするか決めて無くて、タリスに乗っている間に今日はブルージュに行くことにした次第で、予定を決めたものの、詳しいことは分からぬまま電車を調べた。
今回は、ホテルのフリーWIFIを使う予定でノートパソコンを持ち込み。前夜ベルギー国鉄のサイトで調べておいたので出発時間は分かるが、切符を買うのが問題で、確実なのは窓口なのだが、フランス語はもちろんフランダース語など分かる訳が無い。とりあえず販売機で買うことに挑戦する。
昨日閉まっていたギャルリエの道が通れ、すぐに駅構内には入ると販売機を発見。
先ずは言語を英語にして、行き先を指定、日帰り往復を選択、1等か2等で割引の有無を決め(もちろんregular)、枚数を選択、最後は支払い方法でカードを指定、カードを入れPINコードを入力。
海外で初めて使うカードだったのでどうなるか心配したが、呆気なく認証に成功しプリントされた切符が出てきた。
トラブルも無く買えたので時間が余り、表示板の前で列車を確認しつつ、ブリュッセルの通勤模様を観察すると、歩きながらパンを食べてる人が多かった。

町を出るとすぐに田園風景になる。トウモロコシ畑の先は地平線、どこを見ても山がない!
ゲントを過ぎブリュージュ駅に到着、北のベニスと呼ばれる人気の観光地らしい。

ブリュージュパスと呼ばれる割引チケットを購入するか決めるため、駅構内の案内所に寄ったが、迷った挙げ句買わなかった。
インフォメーションのあるザンド広場に像があり、写真撮影をする人が次々に訪れていた。
救世主大聖堂の外観、内部はゴシック調の構造だったと思う?、教会はどこも大きい。
周辺の運河、観光クルーズが行き交っている。
観光スポットには必ずチョコレートを扱った店が有り、それぞれ展示に工夫をしてる様に思った。ガラスの反射で良く見えないが、チョコで出来た人形がこちらを向いている。
市内を回る観光馬車、歩いてたら突然蹄の音らしい音が聞こえてきて、あっとの間に過ぎ去って行った。本物の馬車を見たのは初めてだったので結構嬉しかった。

感顧客なら全て訪れるマルクト広場、この時間帯はまだ人が少なかった。
横にある鐘楼、中庭側に入り口があり並んで待ったが、全然前に進まず時間が掛かった。
受付横に、構造上の問題から定員70人に制限してる看板があり、ゲートに信号があって空くまで入れなくなっていた。
外ではチェロを奏でる学生風の人が練習していた。この空間でやると響いて音が強く感じる。
400段近くある(正確な数字を忘れた)階段を歩いて登るので結構キツイ。
中年のおばちゃん達は皆苦労して登っている、等に鐘楼直下は狭くて人間一人しか通れないところを上下に通るものだから待ち時間が多くなってしまう。これなら定員を決めるのも肯ける。
受付横には、ハイヒールは止めとくようにと書かれても、若い日本人ねえちゃんはハイヒールで登っており見苦しい。捻挫しても不思議ではないだろう。
鐘楼の基部、デカイ。
最上部からは市内全域が見渡せる。まさに360度地平線の世界です。
眼下にブルク広場。
マルクト広場もこんな感じで見下ろせる。
今度は広場から鐘楼を振り返る。今日は日差しが強く日陰が真っ黒、暑い。

市内を散策したが、どの地区もこんな風景が続いた。
観光で成り立ってる町らしいので、町並みを崩すような建物は認めないのでしょう。
日本とは違う空気の中を散策するのは気持ちよい。
運河沿いに歩くと水門もある、
日差しがとても強く、真夏になってきた。
歩き疲れたので、聖マグダレーナ教会前で見つけたおいしそうなブラッスリーでパンを買い、前の公園で食べたが、この公園の雰囲気がとても良かった。
地元の人や学校の野外活動で遊んでいた中学生達、池の周りで遊ぶ子供達、ブルージュの生活が垣間見えた。あいにく写真を撮り忘れたのが悔やまれる。

ビール醸造所に寄る予定が、間違えてペギン会修道院を通り駅前まで戻ると、まるで印象派の画家が描きそうな風景に出合った。
街の中は至る所でこの様な絵になる光景で溢れていた。十分空気を味わったので夕方前にブリュッセルに戻ることにした。
良く歩いたブルージュ、観光客で溢れてましたが、一歩路地裏に入れば静かな良い街でした。

CRUX練習会9/112013/09/12 01:44

先週は旅行に行ってたので、2週間ぶりにジムに行って来ました。
やっと涼しくなり、いよいよクライミングシーズンの幕開けですが、この1ヵ月トレーニングはおろか、ジムに来たのも一回だけで、持久力の低下は免れません。
今日の目標は本数を登ること、グレードの高いルートは止めて10台を中心に登りました。
正面中央の定番から開始、
10b桃×
10ab水色/
10a桃
この3本だけで大汗が出てきます。聞けば先週よりジムの中が暑いそうです。
どうにか3本登れて少しホッとした。休憩後

10c赤/、最後手順を間違え落ちそうになりつつどうにか登れた。
腕が張ってしまったのでまた休憩を入れる。
10b赤×

この5本でupは終わりなのだが、次のルートを決めかねた。
1カ月の練習不足では、最近の目標11b黄緑/は到底無理だが、他に登りたいルートが見つからず、結局1カ月のブランクで登れるところまで登ってみることにして取り付いた。
1便目、やはり核心下の苦手なムーブが出来ず落ちる。核心でも落ち、終了点を取ってからも落ちたりと散々な出来でした。
2便目、下の核心のムーブを換えると、右手が届いたのだが、もはや保持力が無くなりテンション。今回も各停で登った。

この2本に時間を取られたので、筋トレ開始。
定番のルーフ11bc桃/、今回はルーフを越すところでテンション。いままでもっと上で止まって他ので、保持力の無さが現れた。
2回止まって結局3テンになった。

最後は垂壁末吉
右壁10b茶で締めくくったが、上の核心でテンション。

もう登れないので、早早に切り上げて帰った。
帰り道の温度計は26℃、蒸し暑さがまだ残っていた夜でした。

また最初から鍛え直して本格的なシーズンに備えます。

ベルギー2日目 ブリュッセル編2013/09/12 18:50

ブルージュからの復路、電車の検札が有りました。学生風の若者が居て、許可証みたいなものと鉄道パスを見せていて、しっかりチェックされていた。でも格安で乗ってるのでしょう。ヨーロッパの鉄道は早期割引が近距離でもあって、切符を買うときに毎回尋ねられた。
羨ましい制度です。
ブリュッセル中央駅の構内には正面玄関の裏側大きな電光掲示板があり、多くの人が見入っていた。照明が柔らかく日本の強い明るさとは違っている。


グランプラスへ向かうと、黄昏の景色は夜とは違う趣があってこちらも綺麗だ。
相変わらず観光客が多いが夜の方が多かった。

とりあえず小便小僧まで進むと大勢の人だかりがあり、そこに彼は立っていました。
撮影スポットで順番に撮影できた。

付近にはゴディバ、ヴィタメール他チョコレートの名店があり、どの店も美味しそうに並んでました。その横にこんな人がワッフルと一緒に店前に居た。すごい種類のワッフルでどれも甘そう。
目を付けていた店を探しに、大きな通りを挟んだ反対側の地区に行ったのだが、一本筋を間違えていたようで結局発見できず、スーパーで買い出しした後食事に行った。
定番中の定番、chef Leon 。付近のイロ・サクレ地区はぼったくりレストランで有名で、ガイド本には、あやしい日本語で話しかけてくる店は要注意と書いてある。
なるほど、歩いてると北アフリカ系の呼び込みが日本語で次々に声を掛けてくる。泊まったホテルの案内には、recommended restaurant として、Leon,Vincent,Aux Armes de、と隣り合った店を紹介していた。私が調べたのでは、あとScheltimaの4店が、日本人が安心して入れる店だろう。netでぼったくりを検索すれば、今までにいかに多くの日本人がぼったくられていたかが分かるでしょう。
定番のバケツで出されるムール貝は、我々の胃袋には多過ぎるので、単品を食べることにした。待ってる間にも、次々に日本人客が入ってくる。皆さん研究してるのでしょう、店内はかなりの比率で日本人が居ました。
周辺の店で閑散としてる所がある、そこは間違いなくぼったくりレストランだろう。
店を出て小便少女を探したところ、暗闇と道のテーブルに惑わされ通り過ぎてしまい、戻ろうかと思ったが、呼び込みがうっとうしいので止めて、グランプラスの夜景を堪能してホテルに戻り2日目が終わった。
スーパーで買ったビールとワイン。GORDON XXX-strong というビールはとても飲める品物ではなかった。買ってから気づいたのがXXXというところ、、XXXvideoのような相当激しいことことが伺える。
ウイスキーとビールを混ぜた様なもので、流石の私も一口で諦めた。ビールなのかウイスキーなのか中途半端な味でした。

ベルギー・オランダ3日目2013/09/14 00:58

今日はベルギー最終日。午後に移動するので午前中だけの日程は、美術館で過ごせば半日なんて直ぐに過ぎる。ホテルをチェックアウトして、滞在税を支払うつもりが、既に払っているらしくて少し意外だった。荷物を預て美術館へ向かう。
駅への近道を通り反対側の通路から出た所には、地元の浮浪者風の人がおり、急いで通り過ぎた。
この辺りかと、中央駅からほどなく在るはずの美術館が一向に現れず、人集りがあったので覗くと昨夜も見た小便小僧だった。どこかの国のテレビクルーが撮影しており、彼も正装していました。
完全に方向を間違えたので、地図を出して現在位置を確認する。丘に向かって上がるところを下ったので上り返すことになる。距離は短いが結構な坂だった。
やっと大通りに出て図書館までは分かった、横に美術館が在るはずで、前の公園に向かいかけたところで急に反対側の方向を見たくなり引き返したが、それが大きな間違いだった。
入り口を探しながらウロウロすると、日本人の初老の御夫婦も探していて、丘の上に向かわれたが、私たちは引き返し元の公園に向かい、入り口を探しながら周辺をウロウロ。
やっと王立美術館の入り口を見つけることが出来た。
海外の美術館は大きいので、入り口を探すのに苦労するとは嫁の弁。
別のガイド本には、入り口が地図に書き込まれていた。

さて入場券を買う際、クラシカルとモダンの2種類あるのは分かって両方を見れる券を買った。この時受付で説明してくれたおじさんの英語が分かり難く困った。
入って直ぐ、嫁がマグリッド美術館の標識を見つけ、そっちを見に行くというので地下の通路から入ろうとすると、係りのおじさんに、荷物はロッカーに入れろと指示される。
チケットを見せると、今度はこのチケットでは入れないと言う。チケットを買い直してこいと、引換券をわたされて、持ってたチケットを破られた。売り場に戻りさっきのおじさんに、このチケットでは入れなかったと伝えると、大丈夫だこれで入れる(と言ったと思う?)と戻された。

う~ん。。。おかしいじゃないか、どうしたものか、狼狽えながら案内デスクにいた女性に尋ねると、たどたどしい英語でやり取りした結果、マグリッド美術館に入るにはコンビチケットが必要なことがやっと理解できた。
再度売り場のおじさんに、コンビチケットが必要だと伝え追加料金を払ってチケットを買うことが出来たのだが、今度は入り口のゲートで拒否され、係のおじさんが持っているカードを使いどうにか中に入ることが出来た。
会場は厳重に管理され、もちろん写真撮影は禁止。鷹か鷲の顔が山頂に描かれていた作品と女性の顔を描いた作品が印象に残った。

次にクラシカルへ。入り口でしっかりチェックされ入場する。
天井が明るく開放的な美術館と思う、
ブリューゲルの戸籍調査、人が少なく、十分に味わえた。
案内所周辺。
トイレで見つけた乾燥器。dysonって、こんな物も作っていのですね。
入り口を出て振り向くとこんな感じ。
様々な言語で書かれた名前の中に、少し見難いが、日本語でベルギー王立美術館と書かれているプレートを発見した。
マグリッド美術館の前を通り過ぎる時見つけた看板には、「マグリッド美術館の受付は常に長い列が発生する。受付の人数に限りがあり、横の王立美術館からも入場できるので、そちらから入れ」と書かれているではないか、道理で受付のおじさんがいろいろ聞いてきたのだ、このことを知らなかったので、何でマグリッドと言うが最初全然分からなかった。
王立美術館のチケットでマグリッドも見られると勘違いしてました。

横には楽器博物館があった、時間が無かったので入れず残念。

楽器博物館の前から丘の下を望むと遠方に教会?が見えた。
丁度昼休みで、付近の官庁の人でしょう、日差しが強い中でも外で食べてる人が多かった。こちらの人はカフェでも外で食べる人が多い。異質な環境ですな。
ブリュッセル中央駅は直ぐ近くに在り、どうして道を間違えたか知りたくなったので、再度朝の道を辿ると、地下から入って地下から出たので、知らぬ間にUターンして反対側に出ていたことが判り納得できました。
ホテルに戻り荷物を回収して、中央駅のカルフールで軽食を買い、南駅へ向かう。
どの電車に乗るか迷うが、brussels midi/zuid の掲示がある電車にした。

どうも南駅はスリや置き引きが多いという情報が、頭にすり込まれているので気が気でない。タリスの乗り場に上がると、世界中から来ている観光客で様々な言葉が聞こえた。
フランス系、北米、ドイツ系、南アジア系が多かった様に思う。
タリスに乗り込み、アムステルダムまで1時間半の旅です。
今回も指定席には先客が居ました。席を替わってもらい座る。
途中対面で眠っていた女性に、アントワープ駅で次はスキポールかと聞かれたのでロッテルダムと教えてあげるとほっとしていました。
2日前に通った経路をアムステルダムまで戻ってきた。空港から中央駅までは初めての景色で、予想以上に緑が多い、まるで森の街といった趣だ。

アムステルダム中央駅は大きな駅だ。外観は東京出来のモデルになったとか。
レンガ造りの歴史を感じる駅で人が多い。まず最初にするのは、オランダパスを買うこと。
駅前にあるVVVの観光案内所で、パスのことを尋ねると向かいの隣で買えといわれる。
一応確認で、横のGVB(アムステルダム交通局)の案内所でも尋ねると、駅の中にあるGWKトラベリックスにあることが分かった。駅に戻り案内所で尋ねると駅前の案内所で買えと言われる。
どっちやねん!、GWKのデスクは両替所になっているため長い行列になっている。オランダパスの看板が横にあったので間違いないだろうと列に並んだ。
なかなか進まずやっと順番が来て、オランダカード言うと窓口の兄ちゃんが怪訝な顔をする。横にあったポスターを指すと理解してくれた。カードじゃなくパスでした。
兄ちゃんの早口の英語に難儀しながら、3dayパスに決めカードで支払おうとすると、駄目だと顔を横に振り現金しか売らないという。慌てて財布から手持ちの50ユーロ札を出して買えたが焦った。丁寧に使い方を教えてくれるものの、何を言ってるのか詳しく理解できないままに終わった。
ホテルは郊外のスローテルデイクにあるので、国鉄で移動すると一駅だ。
受付を済ませやっと部屋にたどり着いた。


2時間ほど部屋で休み、3日券があるので有効利用するため黄昏のアムステルダムへトラムで行くことにした。夜7時は日没前で、トラムから眺める景色は新鮮だ、レンガ造りの白い窓枠の建物が続き、それに傾いた陽が当たり綺麗だ。ベルギーで見た光景とはまた違っておもしろい。美術館広場で乗り換えて5番線で中央駅まで戻ると日没に出合う。日没直後の運河の景色を見てアムステルダムに居ることが実感できた。
夕日に染まる中央駅もセピア色に輝き美しい、ダム広場まで歩きながら店を探したが適当な店を見つけられず、結局入ったのは、日本では決して入らないマクドナルド。我々はboxセットを買ったのだが、食べながら見てると、単品のみでも買えるようで失敗した。うかつでした。boxセットの量の多いこと、日本のLL位のフリッツとLLのコーラ。1/4程度食べただけで満腹になり、もったいないが残してしまう。

16番線で美術館広場まで戻り、トラムの12番線を待ってると、目の前にコンセルトヘボウの建物を発見した。ライトアップされて美しい。いつかこの中でコンサートを聴きたいものだ。
トラムは本数が多いが、遅くまで市内を見物してると、郊外に戻った時には店が閉まっておりこの日は買い物が出来なかった。
ホテルに戻り、リフトで上がろうとボタンを押しても降りる階の灯りが点かず、マゴマゴしてると、乗り込んできた紳士が、部屋のカードを差し込みこうするんだと教えてくれ上がることが出来た。

長い一日だった。ブリュッセルからアムステルダムへ移動、朝から道を間違え、やっと入った美術館でチケットを間違え、アムステルダム中央駅では石畳の上を荷物を転がし4カ所動き、最後は店を探しながらダム広場まで歩いてかなり疲れてしまった。しかし、熟睡出来たのは数時間だけだった。
ブリュッセルの俳諧。美術館をほとんど一回りしてしまった。

アムステルダムのトラム、12番、5番、16番。




ベルギー・オランダ4日目2013/09/15 00:55

ホテルの朝食は、ブリュッセルのホテルとは違って、ビジネスマンを対象としたホテルなので、食事は日本のビジネスホテルに少し毛が生えたようなものだった。
典型的なコンチネンタルビュッフェで、果物が乏しい。唯一カプチーノとカフェオーレがそこそこ満足できたことかな、野菜果物は有っても貧弱だが流石に乳製品は豊富でした。
嫁が最初に入れたオレンジジュースは最低で、ほとんど水みたいなジュースになり、係員が最後になってしまって申し訳ない、入れ替えたのをお持ちします。という程度の物でした。

今日は、今回の旅のメインイベントである国立とゴッホ美術館を巡る日だ。

トラムを乗り換えて美術館前で降りると、正面に観光案内で目にするオブジェがある。

国立美術館正面。前日ブリュッセルで迷った入り口は、トンネルの中だった。
オランダパスのチューリップを使い入る。クロークの若い兄ちゃんに日本人ですかと尋ねられた。中国人に見られないのは何故だろう?、流暢な日本語を話してました。

レンブラントの夜警は、前に専属の警備員が詰めており、早朝なのにそこそこ人がいる、隙を見つけて撮影できた。壁一面の大作に圧倒され、作品を解説したボードがあったが、フランス語とオランダ語?で読めないのが残念だった。

レンブラントの自画像、これも良く目にする作品。薄暗い照明に照らされた瞳を、どの角度から見ても、こちらを向いてるようにしか見えないのには驚いた。

フェルメールの『牛乳を注ぐ女』
フェルメールの『手紙を読む青衣の女』
フェルメールの『恋文』

ゴッホの作品も数点あった。
やっぱり本物を間近で観ると、その迫力に押されて疲れてしまいます。

傑作の数々に堪能したので、昼はカフェで食事をした。
シェア用のオランダ名産の一品を頼んだら、ハムやベーコンとジャガイモその他が入った皿が出てきた。昼間からビールで乾杯、残念ながら写真を撮るのを忘れてしまう。

明るい天井、横に座ったアメリカ人が綺麗だと言っていた(と思う)。
国立美術館の直ぐ横にゴッホ美術館があるので一歩きする。
付近には露天が出ており、軽食からおみやげ屋まで数多くあった。ここも写真を撮り忘れた。噂通り入り口には長い行列が出来ている。ここはオランダパスの威力で、優先入場の窓口でチューリップをチケットに引き替えた。





代表作から小品まで一面ゴッホだらけの空間です。初期のスケッチなどもあっておもしろい。

ホールの壁一面に作品が描かれている。


この辺りは晩年の精神を病んでいるころの作品。
地下のホールでビデオを鑑賞後、記念に1枚購入する。今後家のトイレを飾る予定。
ここも十分堪能して旅の第一の目的は終わった。

トラム5番で中央駅に戻り、運河クルーズに乗ることにした。駅前から乗船できる。
ここはパスの風車でチケットに替えれたのは嬉しい誤算だった。
歴史の教科書で習った、東インド会社の建物だったかな?
跳ね橋、数年前まで人が管理してたようだ。
7つの橋が見渡せるポイント辺りと思う。同じ様な景色が続くので、この辺りかなり曖昧です。
付近で一番高い教会の塔、横にアンネ・フランクの家もあり多くの観光客で賑わっていた。
ボートハウス。れっきとした住居であり、電気ガスが引かれてるらしい。船に羽根が生えてました。トビウオかな?
運河沿いに沢山停泊してたが、現在は新規に認められてないと説明してたと思う?
1時間ほどのクルーズは、直ぐに終わってしまった。

高い塔の教会を見に行くことにして、トラム13番に乗車、適当に降りて付近を散策して見つけた。しかし、扉は開いておらず諦める。アンネ・フランクの家は長い行列だったのでパスして、ダム広場に戻ることにした。

トラムを降りてダム広場から望む、何かの記念碑だと思う。
今度はライツェ広場で降りて、運河沿いに歩く。夕方の通勤時間帯に入り、自転車専用道は次々に自転車が、それも結構な速さで通るので危なっかしい。たまに後ろからチャリンと鳴らされる。
交差点は、トラム、自転車、歩行者、車が行き交い、ぶつかりそうで怖かった。
実際、滞在中交差点の事故でトラムが立ち往生してしまうことを2回経験した。
兎に角、歩くのも自己責任が求められる国です。

いつの間にか、朝降りた美術館前まで戻ってしまった。前の広い公園の中を歩きゴッホ美術館や近代美術館の横を通った。仕事語に追々楽しんでいる雰囲気を感じる。
ベルギー、特にオランダでは、観光客や商売より、自分たちの時間を大切にするように思った。日本人の感覚からすると商売すればもっと儲かるのに、それより自分の生活が優先されるようで、コンビニなんて無いし、商店も日曜はお休みで平日も早く閉まる。価値観が違います。

今日も一日の終わりはコンセルトヘボウ前。12番に乗り換えて戻る。
スローテルダイク駅は郊外に向かう電車の通過点で乗り換える人ばかりだ。
20時前なのに外は明るい、買い出しをしようとスーパーを探したが、在るはずの所に無い。
周辺を探しているうちに、駅前で怪しい人たちの前に出てしまい、急いで通り過ぎた。
駅中にはセキュリティの服を着た警備員が待機してました。
キオスクで買った後、出口をさがしてたらスーパーが見つかったが、もう店じまいの準備をしており買える雰囲気では無かったのでホテルに戻った。
このホテルでは、嫁のタブレット端末がフリーWIFIを使えなく、私が持参したノートpcが役にたった。
運河クルーズの最初を取り忘れた。クリックで拡大可

グラビティ難波で16本2013/09/16 00:41

今日は、雨でどこにも行く気になれなく、グラビティ難波で登るメンバーに入れてもらい、久しぶりに行ってきました。

ジムは、既に大勢の人で荷物を置く場所も少ない。
全面的に壁が替わっており、すべてが新鮮です。
顔見知りの人が何人かおり、皆さん雨で体を持て余しているようです。
私は、ほぼ1ヵ月のブランクがあるので、体を元に戻すため本数を登るのが目標です。

早速上り出す。
upルートが混んでるので、中央壁の右から。
1.右側10c紺
2.左端10c紺
で、軽くup。
3.真ん中10dオレンジ+

少し休んで
4.右側11a赤、終了点下が核心だった。
5.その横11a紺/、ホルドは持てるが長いルートだった。
ここまでOS。

右端11aオレンジ

6.1便目、ハングを越したところで足場を見失いテンション。上部もバランスが悪く3テンした。
7.2便目、ハングを越して、右の壁に出たところで、またして足場を見失いテンション、上からだとテープが見えなかった。1テン。
8.ゴール2番下から始まるトラバースルート11ab白/、3pinで早くもテンション。
右の壁に映る所で尽きました。元気な時に再挑戦です。

これで保持力を使い果たしたので長い休憩するつもりが、また登ってしまった。
9.中央壁左10d?色、中盤の緑の円盤まで登ったら急にパンプして、クリップも出来ずテンション。その上からはガバの連続だったのでもう少し我慢しても良かった。

もう以後は筋トレ状態。upルートを登る。
10.10c赤、本当に5.9程度でした。
11.10a緑+、妥当な10a。
12.右端10b水色/、ホルドが大きい。
3本まとめて片づける。
13.ゴール2番下の10b赤、
14.その横10c?色、ハングを越して尽きました。1テン。

もう10cも登れなくなったので、最後中央壁左端の向かいの垂壁、
15.10b紺?
16.10b赤
どちらも足場が少なくバランスを問われる課題だった。

ルートのグレードが上がっており、以前の様には取り付けないが、そこそこ楽しめる設定が増えてました。これなら数回通っても楽しめそうでした。